さすが目に余ったのか。NHK経営委員会が、作家の百田尚樹氏と埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏の二人の経営委員に対し、「自ら律すること」を求めたそうだ。

  それにしても、公共放送であり、日本を代表する国際放送であるNHKの最高意思決定機関である経営委員に、「一定の節度をもって行動していく」ことを決めなければならないほど常識に欠けたお粗末な人間がいるとは思わなかった。

  百田氏が都知事選の応援で、対立候補を「人間のくず」と呼んだことと、長谷川氏が昨年の委員就任前だが、朝日新聞東京本社で、拳銃自殺した新右翼の活動家、野村秋介氏を称賛する追悼文を発表したことが、NHKの視聴者などからの批判を集めていたからだ。

  12日、非公開で開かれた経営委で、百田、長谷川両氏から事情を聴いたが、他の委員からは、「NHKの中立性が疑われないようにする配慮が必要」 「経営委員の自覚が必要」という意見が出たそうだ。

  両氏とも、昨年の国会同意人事では、安倍首相と親しいということで、「安倍カラー人事」として野党が反対したが、安倍さんのお友達は首相の信用を著しく傷つけているようだ。