自民党の中曽根元総理が、野田首相に長期政権の秘訣を伝授したそうだ。「低姿勢で真面目にやればいいのだ」というのだが、ただでさえ野田政権の低姿勢を持て余しているのに、敵に塩を贈られて自民党の存在感がさらに薄くならねばよいのだが。
●長期政権の「秘策」を授ける中曽根元総理●
中曽根元総理は、歴代の短命首相の中で5年の長期政権を担った長命総理である。在任中に多数の各国首脳と好誼を交わしている。野田首相は中曽根氏を表敬訪問し、長期政権と首脳外交の秘訣を尋ねたという。
中曽根氏は、党内融和を重んじて輿石幹事長など党・閣僚人事を決めた野田首相を評価したようだ。「あなたは首相に向いている」と太鼓判を押したそうだが、「敵がおらず、非常に得をしている。低姿勢で真面目にやれば、長期政権になる」と教えたという。また各国首脳と付き合うには「30分も話せば、(リーダーとしての)重さが分かってしまう。よく準備して、思い切って縦横に発言するのが良いでしょう」と助言したそうだ。
訪ねた中曽根事務所の壁には「風見鶏」ならぬ、知恵の象徴といわれる「梟」の額が飾られていたが、とにかく、当時の米国のレーガン大統領と「ロンヤス」とファーストネームで呼び合う仲になった人たらしである。数少ない一級の総理である。
●野田政権の「低姿勢」を持て余す自民党●
野党が反対すると「タバコ増税」を見直すなど、野田政権は野党に「低姿勢」である。「ツンデレ作戦」というそうだ。「ツンデレ」とは「ツンツンデレデレ」の略で、漫画用語やアニメ用語として2002年頃に登場したが、「ツンツンした面」と「デレデレした面」の二面性をもつ人物のキャラクターを「ツンデレ」と表現した。
野田の「ツンデレ作戦」とは、最初は政策をツンと打ち上げるが、最後はデレっと自民、公明の言うままになる。しかし政策が進めば野田政権がやったように見える。さらに自民党の政策立案能力を最大限利用したあげく、復興増税では自民、公明にも共同責任を負わせるというのだ。
マスコミには自民党は骨抜きにされてしまったと報道されている。自民党は野田政権との対決姿勢を強めるために執行部を改造した。茂木新政調会長もその一人だが、民主党の前原政調会長との第1回会談で、復興債権の償還期限の延長を求めたが、前原氏は「柔軟に対応する」とあっさり受諾した。「償還期間10年」の政府与党合意を覆したのだ。対決の思惑を外されて和気藹々と終わったのである。低姿勢の前原のワナに嵌ったという評判だが、「低姿勢」こそ中曽根元首相の伝えた長期政権の秘策なのだ。自民党は低姿勢の野田政権を持て余している。
●存在感のない自民党●
自民党幹部が「復興法案など自民党の法案がそのまま成立しているのに、国民に理解されない」と嘆いているそうだが、2年も野党暮らしをしながら、自民党は与党ボケが直らないようだ。与党時代は「自民党」の文字が新聞に載らなかった日はなかったが、今は「自民党」の文字を探し出すのが難しいほど存在感がないのだ。
それにしても、TPPにしても脱原発にしても、自民党が何を考えているのかさっぱり分からない。自民党の政策も対案も示されないのは、どうしたことなのか。これでは自民党はないのと同じではないか。国政に参画してないことになる。弱小政党ならいざ知らず、野党第一党の自民党である。後で「自民党の政策を丸呑みされたのだ」などと泣き言いっても誰が信用するだろうか。存在感を示してもらいたいもだ。
●「決めない総理」と批判も●
15日発表された時事通信の世論調査で、内閣支持率が50%を割って42.2%へ前月比7.9%も下がった。野田首相は就任以来の「安全第一」で「決めない総理」と言われている。「低姿勢」とか「決めない」とか、そういう消極的姿勢が影響したとみられるが、内閣発足直後の期待感が薄れたのだ。
●長期政権の「秘策」を授ける中曽根元総理●
中曽根元総理は、歴代の短命首相の中で5年の長期政権を担った長命総理である。在任中に多数の各国首脳と好誼を交わしている。野田首相は中曽根氏を表敬訪問し、長期政権と首脳外交の秘訣を尋ねたという。
中曽根氏は、党内融和を重んじて輿石幹事長など党・閣僚人事を決めた野田首相を評価したようだ。「あなたは首相に向いている」と太鼓判を押したそうだが、「敵がおらず、非常に得をしている。低姿勢で真面目にやれば、長期政権になる」と教えたという。また各国首脳と付き合うには「30分も話せば、(リーダーとしての)重さが分かってしまう。よく準備して、思い切って縦横に発言するのが良いでしょう」と助言したそうだ。
訪ねた中曽根事務所の壁には「風見鶏」ならぬ、知恵の象徴といわれる「梟」の額が飾られていたが、とにかく、当時の米国のレーガン大統領と「ロンヤス」とファーストネームで呼び合う仲になった人たらしである。数少ない一級の総理である。
●野田政権の「低姿勢」を持て余す自民党●
野党が反対すると「タバコ増税」を見直すなど、野田政権は野党に「低姿勢」である。「ツンデレ作戦」というそうだ。「ツンデレ」とは「ツンツンデレデレ」の略で、漫画用語やアニメ用語として2002年頃に登場したが、「ツンツンした面」と「デレデレした面」の二面性をもつ人物のキャラクターを「ツンデレ」と表現した。
野田の「ツンデレ作戦」とは、最初は政策をツンと打ち上げるが、最後はデレっと自民、公明の言うままになる。しかし政策が進めば野田政権がやったように見える。さらに自民党の政策立案能力を最大限利用したあげく、復興増税では自民、公明にも共同責任を負わせるというのだ。
マスコミには自民党は骨抜きにされてしまったと報道されている。自民党は野田政権との対決姿勢を強めるために執行部を改造した。茂木新政調会長もその一人だが、民主党の前原政調会長との第1回会談で、復興債権の償還期限の延長を求めたが、前原氏は「柔軟に対応する」とあっさり受諾した。「償還期間10年」の政府与党合意を覆したのだ。対決の思惑を外されて和気藹々と終わったのである。低姿勢の前原のワナに嵌ったという評判だが、「低姿勢」こそ中曽根元首相の伝えた長期政権の秘策なのだ。自民党は低姿勢の野田政権を持て余している。
●存在感のない自民党●
自民党幹部が「復興法案など自民党の法案がそのまま成立しているのに、国民に理解されない」と嘆いているそうだが、2年も野党暮らしをしながら、自民党は与党ボケが直らないようだ。与党時代は「自民党」の文字が新聞に載らなかった日はなかったが、今は「自民党」の文字を探し出すのが難しいほど存在感がないのだ。
それにしても、TPPにしても脱原発にしても、自民党が何を考えているのかさっぱり分からない。自民党の政策も対案も示されないのは、どうしたことなのか。これでは自民党はないのと同じではないか。国政に参画してないことになる。弱小政党ならいざ知らず、野党第一党の自民党である。後で「自民党の政策を丸呑みされたのだ」などと泣き言いっても誰が信用するだろうか。存在感を示してもらいたいもだ。
●「決めない総理」と批判も●
15日発表された時事通信の世論調査で、内閣支持率が50%を割って42.2%へ前月比7.9%も下がった。野田首相は就任以来の「安全第一」で「決めない総理」と言われている。「低姿勢」とか「決めない」とか、そういう消極的姿勢が影響したとみられるが、内閣発足直後の期待感が薄れたのだ。