民主党元代表の小沢一郎氏の裁判が東京地裁で始まった。小沢氏は起訴内容を否定して無罪を主張。「裁判を直ちに打ち切るべきだ」と要求した。また、この事件は「一捜査機関と国家権力の職権乱用である」と述べ「一大事件として後世に残るものだ」などと約10分以上にわたり意見陳述した。
元秘書たちが有罪となったため、小沢裁判も有罪の可能性があると言われている。一審判決は来年4月になるが、政界を左右する大物だけに裁判の行方が注目される。
小沢裁判は、先月26日、東京地裁で有罪になった元秘書3人の政治資金規正法違反事件の共犯として検察審査会により起訴されているものだが、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」が小沢氏から借りたという「4億円」が核心である。政治資金収支報告書に記述されていなかったことから、元秘書たちが政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴され、ゼネコンの裏献金を隠すために虚偽記載したとして有罪になった。
そもそも、4億円のカネの出処を小沢氏が説明していれば、虚偽記載の疑いは晴れたはずであった。小沢氏が今日の冒頭陳述で述べたように、「書き忘れ、勘違いで修正で済む」はずであった。元秘書たちは起訴されることはなかったのである。
本来、東京地検特捜部が昨年1月、小沢事務所やゼネコン各社を一斉捜索したのは、小沢事務所のゼネコン汚職の摘発がネライであった。しかしその種の「政治とカネ」の事件は密室犯罪だけに証拠を得るのが難しいのが実情で、小沢事務所を汚職事件で立件できなかったので、政治資金規正法違反に切り替えたのである。
小沢氏の地元である岩手県における「胆沢ダム」の建設は、昭和58年から計画され、別名「小沢ダム」といわれた。小沢事務所が工事の受注に絶大な影響力を持つと言われていた。中堅ゼネコン「水谷建設」が小沢事務所に1億円の裏献金をしたという同社元社長の供述は、ダム建設工事の受注にからむものだった。
他にも重機土木会社が、「小沢事務所への5千万円を元請けゼネコンに渡した」という供述があったが、元請けゼネコンの幹部が「小沢側へ渡さず、自分で使った」と言いいはった。供述を得たのは水谷建設だけだった。
しかし、元秘書たちを有罪にした東京地裁は、裏金引渡しの証拠はなかったが、水谷建設の元社長の法廷証言を信用して、同ダム工事受注のための裏献金があったとして、その献金を隠蔽する裏工作が虚偽記載だったと「推認」した。小沢事務所の影響力を「天の声」と認めた。
地検特捜部は、裏献金は下請けだけでなく、元請けも行なっていると睨んでおり、小沢の4億円はゼネコンの裏金だと見ている。一方、小沢氏は「政治献金だ」といい、或いは「遺産だ」といい、明らかにできないのは、後ろ暗いカネだからだと睨んでいる。そうでなければ、小沢氏がカネの出処を明らかにできるはずだからだ。
今後、今月2回、11月2回、1月2回、2月6回など13回の法廷が予定されており、証人喚問が行なわれるが、1月10、11日の本人尋問で、「小沢氏の4億円」を説明できるかどうかが、重大なカギになる。
小沢裁判は元秘書の裁判と法廷が異なる。独自の証拠調べと独自の判断による。しかし検察審査会の強制起訴が、起訴されないのはおかしいという、民間人である審査員の「推認」である点で、元秘書たちの裁判と共通している。元秘書たちの有罪判決により、小沢裁判も有罪になる可能性があるという見方がある。
それにしても、小沢裁判は政治へ影響するのか。民主党の党員資格停止も続いている。小沢氏を見限る者も出ているようだ。民主党内における小沢の求心力は日々に疎しのようである。
元秘書たちが有罪となったため、小沢裁判も有罪の可能性があると言われている。一審判決は来年4月になるが、政界を左右する大物だけに裁判の行方が注目される。
小沢裁判は、先月26日、東京地裁で有罪になった元秘書3人の政治資金規正法違反事件の共犯として検察審査会により起訴されているものだが、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」が小沢氏から借りたという「4億円」が核心である。政治資金収支報告書に記述されていなかったことから、元秘書たちが政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴され、ゼネコンの裏献金を隠すために虚偽記載したとして有罪になった。
そもそも、4億円のカネの出処を小沢氏が説明していれば、虚偽記載の疑いは晴れたはずであった。小沢氏が今日の冒頭陳述で述べたように、「書き忘れ、勘違いで修正で済む」はずであった。元秘書たちは起訴されることはなかったのである。
本来、東京地検特捜部が昨年1月、小沢事務所やゼネコン各社を一斉捜索したのは、小沢事務所のゼネコン汚職の摘発がネライであった。しかしその種の「政治とカネ」の事件は密室犯罪だけに証拠を得るのが難しいのが実情で、小沢事務所を汚職事件で立件できなかったので、政治資金規正法違反に切り替えたのである。
小沢氏の地元である岩手県における「胆沢ダム」の建設は、昭和58年から計画され、別名「小沢ダム」といわれた。小沢事務所が工事の受注に絶大な影響力を持つと言われていた。中堅ゼネコン「水谷建設」が小沢事務所に1億円の裏献金をしたという同社元社長の供述は、ダム建設工事の受注にからむものだった。
他にも重機土木会社が、「小沢事務所への5千万円を元請けゼネコンに渡した」という供述があったが、元請けゼネコンの幹部が「小沢側へ渡さず、自分で使った」と言いいはった。供述を得たのは水谷建設だけだった。
しかし、元秘書たちを有罪にした東京地裁は、裏金引渡しの証拠はなかったが、水谷建設の元社長の法廷証言を信用して、同ダム工事受注のための裏献金があったとして、その献金を隠蔽する裏工作が虚偽記載だったと「推認」した。小沢事務所の影響力を「天の声」と認めた。
地検特捜部は、裏献金は下請けだけでなく、元請けも行なっていると睨んでおり、小沢の4億円はゼネコンの裏金だと見ている。一方、小沢氏は「政治献金だ」といい、或いは「遺産だ」といい、明らかにできないのは、後ろ暗いカネだからだと睨んでいる。そうでなければ、小沢氏がカネの出処を明らかにできるはずだからだ。
今後、今月2回、11月2回、1月2回、2月6回など13回の法廷が予定されており、証人喚問が行なわれるが、1月10、11日の本人尋問で、「小沢氏の4億円」を説明できるかどうかが、重大なカギになる。
小沢裁判は元秘書の裁判と法廷が異なる。独自の証拠調べと独自の判断による。しかし検察審査会の強制起訴が、起訴されないのはおかしいという、民間人である審査員の「推認」である点で、元秘書たちの裁判と共通している。元秘書たちの有罪判決により、小沢裁判も有罪になる可能性があるという見方がある。
それにしても、小沢裁判は政治へ影響するのか。民主党の党員資格停止も続いている。小沢氏を見限る者も出ているようだ。民主党内における小沢の求心力は日々に疎しのようである。