菅直人総理は,8月までをメドに退陣の意向を示しているが,新総理が選出されれば,いずれは国民に信を問う必要があるだろう。
 次の総理を決める民主党代表選出馬に意欲を持つ議員は複数いる。
 前原誠司前外相,岡田克也幹事長,枝野幸男官房長官,野田佳彦財務相,鹿野道彦農相,小沢鋭仁前環境相,樽床伸二衆院議員の名前が上がり,既に強い意欲を示している議員もいる。「帯に短し,たすきに長し」といわれ,盛り上がりには欠けるだろうが,東日本大震災という国難を一丸となって乗り越えられる人物の登場を国民は期待している。
 次期総選挙では必ずエネルギー政策が争点となる。
 立候補する衆議院議員たちは,○原発の維持・推進○脱原発○反原発の立場を表明することになる。各政党とも政局に向けて奔走するだけでなく,未来に向けたエネルギー政策を真剣に議論しているのだろうか。
 政局をめぐる駆け引きに翻弄され,国力を注いで迅速に対応すべき復興政策で思考停止になってはならない。被災地の実情を考えればテレビ番組で出演者が時には笑いながら議論できる状況ではないだろう。被災地の方々は想像を絶するような苦難に遭っているのだ。