デッドロックである沖縄の米軍普天間基地の問題が白紙に戻るのだろうか。米上院で普天間基地の移設計画を「非現実的」として全面的に見直すことを求めているからだ。
■普天間の嘉手納へ統合提案
米上院軍事委員会のレビン委員長(民主党)とマケイン筆頭理事(共和党)、ウェッブ東アジア・太平洋小委員会委員長(民主党)の3名の有力議員が11日、沖縄県にある普天間基地(宜野湾市)を県内の名護市辺野古に移設する現行計画の見直しとして、普天間基地を嘉手納基地(同県嘉手納町)に統合することを、国防総省に求める共同声明を発表した。
軍事委員会は国防関係予算の承認権限を握っており、米政府の政策決定を左右する力を持っていると言われている。同委員会の与野党有力議員が、そろって現行の普天間基地移設計画に再考を求めたことは、行き詰っている日米両政府の協議に影響を与えそうだ。
■現行案は「非現実的で実行不可能」
3氏は、現行計画の「普天間基地を名護市辺野古に移設し、2014年までに海兵隊をグアムに移転させる」ことは、「非現実的で実行不可能である上、費用がかかりすぎる」としているが、「東日本大震災で日本政府が巨額の財政負担を強いられる事情も考慮されなけらばならない」と強調している。
共同声明は①普天間の機能を嘉手納に統合する、②嘉手納に常駐する空軍部隊の一部をグアムや日本各地に移転する、③海兵隊のグアム移転は家族を伴う永久的なものでなく、必要最小限にとどめるというもの。国防総省で検討するように要請している。
ウェッブ氏は「これで何十億ドルの米国民の税金を使わなくて済み、沖縄の負担を大きく軽減できる」と主張している。ジョーンズ前大統領補佐官(国家安全保障担当)も、訪米した日本の与野党議員に対して、嘉手納への統合が「最良」との見解を示している。
■米上院議員が沖縄県知事と会談
レビン、ウェッブ両氏は、4月下旬に沖縄を訪れ、仲井真沖縄知事と会談。知事から「県外移設」の主張を直接聞き、現行計画は進展する見通しがないと判断したようだ。嘉手納統合案は2009年に鳩山内閣外相だった岡田民主党幹事長が執着したことがあったが、現行案が「最善」と説得されて撤回した経緯があった。
■完全に手詰まり状態
北沢防衛相が7日、震災以降、初めて沖縄を訪問。仲井真知事と会談し、6月下旬に菅首相が訪米するのを前に、普天間基地の名護市辺野古へ移設する現行案の理解を求めたが、知事は強く拒否し、解決の糸口どころか、完全に手詰まりとなっている。
■普天間の嘉手納へ統合提案
米上院軍事委員会のレビン委員長(民主党)とマケイン筆頭理事(共和党)、ウェッブ東アジア・太平洋小委員会委員長(民主党)の3名の有力議員が11日、沖縄県にある普天間基地(宜野湾市)を県内の名護市辺野古に移設する現行計画の見直しとして、普天間基地を嘉手納基地(同県嘉手納町)に統合することを、国防総省に求める共同声明を発表した。
軍事委員会は国防関係予算の承認権限を握っており、米政府の政策決定を左右する力を持っていると言われている。同委員会の与野党有力議員が、そろって現行の普天間基地移設計画に再考を求めたことは、行き詰っている日米両政府の協議に影響を与えそうだ。
■現行案は「非現実的で実行不可能」
3氏は、現行計画の「普天間基地を名護市辺野古に移設し、2014年までに海兵隊をグアムに移転させる」ことは、「非現実的で実行不可能である上、費用がかかりすぎる」としているが、「東日本大震災で日本政府が巨額の財政負担を強いられる事情も考慮されなけらばならない」と強調している。
共同声明は①普天間の機能を嘉手納に統合する、②嘉手納に常駐する空軍部隊の一部をグアムや日本各地に移転する、③海兵隊のグアム移転は家族を伴う永久的なものでなく、必要最小限にとどめるというもの。国防総省で検討するように要請している。
ウェッブ氏は「これで何十億ドルの米国民の税金を使わなくて済み、沖縄の負担を大きく軽減できる」と主張している。ジョーンズ前大統領補佐官(国家安全保障担当)も、訪米した日本の与野党議員に対して、嘉手納への統合が「最良」との見解を示している。
■米上院議員が沖縄県知事と会談
レビン、ウェッブ両氏は、4月下旬に沖縄を訪れ、仲井真沖縄知事と会談。知事から「県外移設」の主張を直接聞き、現行計画は進展する見通しがないと判断したようだ。嘉手納統合案は2009年に鳩山内閣外相だった岡田民主党幹事長が執着したことがあったが、現行案が「最善」と説得されて撤回した経緯があった。
■完全に手詰まり状態
北沢防衛相が7日、震災以降、初めて沖縄を訪問。仲井真知事と会談し、6月下旬に菅首相が訪米するのを前に、普天間基地の名護市辺野古へ移設する現行案の理解を求めたが、知事は強く拒否し、解決の糸口どころか、完全に手詰まりとなっている。