地震、津波、原発事故と三重苦の大震災にも明るいニュースがある。東日本大震災で東北新幹線が緊急停止したのは、新幹線技術の高さを証明したものだとして、東京新聞が下記のような、『神話ではない新幹線の安全』と題する記事を書いているのである。

  <3月11日、マグ二チュード9・0(M)の東日本大地震が発生した時、新花巻駅~盛岡駅の間を時速270キロ前後で走行中の東北新幹線「やまびこ59号」が緊急停止して数百人の乗客の生命を守ったことを忘れてなるまい。
  太平洋沿岸と新幹線沿線に設置した地震計が巨大地震の初期微動(P波)をキャッチした。その信号を受けた変電所が直ちに新幹線への送電を止め、非常ブレーキが自動的にかかって車両が緊急停止したのである。
  
  東海道・山陽を含めた新幹線の歴史は、1995年1月の阪神・淡路大震災や2004年10月の新潟県中越地震など大地震との格闘だ。とくに中越地震では強い横揺れで車両が脱線したが、そのまま疾走した。乗客が死亡する最悪事態は免れたが、こうした経験を生かして、JR各社は脱線防止のガードレールを取り付け、高架橋を補強する安全対策を強化してきた。
  
  振り返れば1964年10月に開業した東海道新幹線以来の積み重ねがある。新幹線の安全は、多くの人手と技術革新により、旧国鉄がJRに民営化された後も引き継がれてきた財産だ。
  寸断された東北新幹線は近く全線で営業が再開される。時速300キロ運転は難しいが「はやぶさ」復活は東北復興のシンボルになろう。>
  
  暗いニュースに隠れて忘られがちだが、明るいニュースも報道してほしいものだ。