ちょうど、1980年代後半のバブル期に
”青年実業家”として若手経営者が
もてはやされました。
高級車に乗り、夜は毎日六本木で
高級酒を飲む。DCブランドに身を
包み、派手に遊ぶために経営者を
やっているイメージでした。
私は、北海道の田舎から上京し
そういった青年実業家に随分と
憧れていたのを覚えています。
お金がなく惨めな経験をしてきたので
上京して一旗揚げたいという
思いが強かったからです。
しかし、店を構える事業が中心だった
ためにある程度のお金を持っていないと
会社を興せないものばかりで親が
お金持ちかパトロンがいないと
青年実業家にはなれない感じでした。
いま、考えると憧れていたのは青年実業家
ではなく、お金持ちだったのかもしれません。
だから、青年実業家は何をしているのか?
会社経営とはどういうことなのか?まった
関心がなかったように思います。