『 勝負の本質 』 | ハカセとよばれる社長のブログ

『 勝負の本質 』

 

夜の首都高速を走っていると、

 

 

右左に、頻繁に車線変更する輩が必ずいる。

 

 

特に、何処かの営業用のライトバンとかスポーツ外車が多いかな。

 

 

どうしてだろう。


ハカセとよばれる社長のブログ-“勝負の本質”

 

 

自分も含めて意識しないところで、知らない相手とすぐに張り合い勝負している。

 

 

自分の前にスっと車に入られると、

 

 

「こんにゃろ~メ」と、クダラナイことにむきになったりする。

 

 

何でだろう。

 

 

目の前にあるどうでもいい些細なことに、勝負のようにのめり込む。

 

 

それはまるで、

 

 

あいつより早く出世したいと胡麻を擂るサラリーマン。

 

 

どうでもいい事で、張り合う近所付き合い。

 

 

その勝負の先に、いったいどんな意義や幸せが待っているのか。

 

 

自分はあいつに比べたらマシな方だと、

 

 

少し自分の優位性を見出すと喜び、
 

 

少し自分が不幸だと嫉妬する。

 

 

そんなクダラナイ勝負なら、勝っても負けても、どちらも無意味なパワーと時間を浪費するだけだ。

 

 

本当の勝負の本質というのは、

 

 

「ここで、負けるわけにはいかない、終わってしまう」と、

 

 

後がない勝負に臨むために、ただひたすら準備をし、

 

 

来る日も来る日も、混沌とした日々を過ごすのだけれど…

 

 

勝っても負けても、

 

 

空を見上げたら、

 

 

垂れ込めた暗雲から必ず光が射している。

 

 

勝者、成功者ではなくて…

 

 

弛まぬ挑戦者だけが、最後にこの光を浴びることができるのだ。

 

 

そう、

 

 

さっき勢いよく追い抜いて行ったライトバンは…

 

 

しばらく走っていくと、パトカーと共に路肩に停車していたよ。