私はプレゼンテーションを教育の1つとして直接指導するよりも、実際のビジネスの現場でプレゼンテーションを活用する機会の方が多いのですが、ビジネスの現場でプレゼンに触れているとよく思うことがあるんです。
それは、みんな自分のことしか考えてないよなぁ。
ってことです。例えば複数の部門が一緒になってあるプロジェクトを進めているとします。プロジェクトを進めていくと、色んな課題というものが上がってくるんですよね。例えば部門間をまたがる課題。人事部と経理部が関連するような課題が出てきた場合、人事の人も経理の人も自分たちの部門のことしか考えないんですね。
あるいはプレゼンする側(ITベンダーやコンサル会社など)も、自分たちの立場上有利になるような提案しか上げてこないんです。結局プレゼンする側も受ける側も、自分達への利害が及ぶ内容を避ける傾向があるんです。
業務改善とかイノベーションって、基本誰かが変わらないと変わらないんです。でも人は、特に仕事の面においては変わることを恐れてしまうんです。
生々しいですけど、現場ってほんとこんな感じなんです。プレゼンテーションする側にしても、
結構無責任だったりします(笑)
プロジェクトの中で問題解決のためのプレゼンテーションを行っている人も多いかと思いますが、利害関係が絡む場合、ほぼ間違いなく自分の利害を少なくしようという心理が働いてしまいます。それはプレゼンをする側にとっても、聞く側にとってもそうです。
そうした場面で重要なのは、そもそものプロジェクトの目的、最終的に目指す形をもう一度見直すことです。プロジェクトの目的やゴールに照らし合わせることで、本来は誰が行うべきタスクなのか、誰が調整すべきなのかが見えてくるはずなんです。
プレゼンをする側も、自分の範疇外だから知りませんではなく、プロジェクト全体を見渡したときに、本当に必要な作業であれば受けるべきですし、どの部門がどういった作業をすることが望ましいのかもきちんと伝えるべきなんです。
実際の現場レベルの生々しさをちょっとぼかして書いていますので、例がイメージしづらいところもあると思いますが、お伝えしたかったのは
人は自分のことが一番気になっている
ということです。プレゼンテーションの秘訣は、聞き手が気になっている「自分事」にいかに気づいてあげることができるか。ここなんです。聞き手とっての自分事に親身になってあげることができるか。プレゼンターの「自分事」は聞き手にとっての「自分事」が解決しないと手に入れることができません。
禅問答のようで難しいでしょうか、ここはこれまでの経験上間違いのないところですね。
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