チェーンによっても言いまわしが若干違いますので、
高校(中3)継続を改めて定義すると、
「高校入試を終えた中3生が、受験終了を機に大量に退会する
そして、その結果、
春の入会に失敗すると教室経営が一気に厳しくなる」…という問題です。
一般に、充分に地域に浸透しきれてない教室ほど
中3生へのウエイトが大きくなりがちです。
①中3生に特化した魅力的なオファーを毎年行なっている。
②中3生に友人紹介のキーが集中している。
③そもそも公文のように中学生が定着しづらいブランドや
教室イメージがある。または教務力が極限までひどい。
…e.t.c の場合には、例外でしょうが、
中3生は受験という目標がある以上、特に何もしなくても
釣れてしまいます。
特に、40%以上が中3生で占められる教室は、この傾向が強いです。
さて、問題の定義を聞いて違和感を覚えた方もいると思います。
中3生は、受験という厳しい難関を乗り越え、めでたく卒業するんだ。
いいじゃないか!
教室経営がまずくなるから残せ…というのは如何なものか!!
こういったことが頭の片隅にでも浮かんだ方には、
次の2つの質問をしたいと思います。
①高校の中退率は何パーセントか、
その占有率が最も高い学年と理由はなにか?
②大学進学の際、
同じ大学受験者の合格者のみの平均偏差値と
不合格者のみの平均偏差値を追跡すると
多くの大学、学部でいつから乖離がはじまるか?
1番目の質問は、
知らなければ教育産業に携わる者として問題です。
ぜひ調べて見てください。ビックリするでしょう!
2番目の質問は、
ある時期に特定のところで働いていた方でなければわかりません。
また、現在では、そこから情報を引き出せる立場の人間でなければ、
おそらく知らない情報なので、質問をこう変えましょう。
大学受験をする生徒が、
大きく偏差値を落とす傾向がある時期はいつか?
この質問の答えはどちらも同じと言って差し支えありません。
こちらについては答えを書いてしまうと
高1の第2回模試…ということになります。
はっきり言いますが、
赤点対策だろうと、大学進学だろうと一番大事なのは
高2の後半でも、高3でもありません。
勝負は、高1の2学期までに決まります。
国私文理の大きな選択は本人が望もうと
望むまいと後から考えれば、このへんがターニングポイントだった…
なんて、自分や周りのヒトを見て思いませんか?
ということは、高1の夏…英・数・古典、この辺りは
中3生並みに追い込む必要があるのです。
私の教室はもちろんのことでしたが、指導教室においては、
高1の生徒が40~60コマの講習をとるのは当たり前です。
当然、費用も10万どころじゃすみません。
でも、やってもらいます。必要ですから。
なんの情報も持たず、受験終わったから好きにしていいYO!
なんてのは、大事な生徒たちや保護者を騙し倒すのと同じことです。
何もせずに辞めさせるのは、生徒や保護者を
リスクに直面させることなのです。
なので、もう心配しないでください。
高校生になっても塾通い…必要ないなんてこと鐚一ありません!
まぁ、講習をどうやって取らせるかはまた別の機会に書くとして、
辞めてしまわれたのでは面倒見てあげようがありません。
受験終了と同時に辞められないようにするための
心構えについて書きます。
よく、心構えはいいから、方法を教えてくれという人がいるんですが、
間違えないでください。
心構え(マインドセット)が9割です。
これがわからない人は何をやっても成功しません!
なので、今からお話することが本当に成功のキモなのです。
今日はその1回目として、
そもそも何故生徒が受験終了とともに辞めてしまうのかを考えましょう!
これは、顧客のロイヤリティが低いというかまぁ一般的な教室の
中3占有率が高いのか…という問題と表裏をなしています。
あるいは春の入会が新中3がなぜ多いのか…という質問と被ります。
答えは、当たり前。
受験があるから“しょうがないから”塾に通うのです。
そして、この“しょうがないから”という理由によって、
彼らは私たちにとって理想のお客様になってくれています。
1.部活もあるけど“しょうがないから”週回数を増やそう。
中3になった途端、彼らの半分くらいは、
特に揉めることなく週1回を2回、2回を3回と増やしてくれるのです。
夏までは、部活の予定も中2のときとそんなに変わりません。
先手必勝…とかいって喜ぶお母さんもいますが、
それなら何故、もっと前からその回数でやらないのでしょうか?
2.内申点に関わるから“しょうがないから”テスト対策を取る。
内申という言葉がいつの時代も中3生の“流行語大賞”だ!
テスト1週間切るくらいに、青い顔をしながら、
20コマくらいのテスト対策申込書を「命懸けるぜ」とかいって
なんの前触れもなく出してくる子も一人くらいは。
嬉しいが、この時間から先生が捕まるかどうか…。
でも、千葉や神奈川、多くの県では中1からとか中2からとか
非受験学年から内申入るのが一般的だったりんですが…。
東京でも中3の2学期の通知表が内申になるとか言いつつ
中3だけ成績良くても、大概の場合、2段階は上がらないという罠。
3.夏は入試の天王山だから“しょうがないから”夏期講習頑張る。
小学校のころから、あんなに一生懸命講習を勧めてたのに…。
非受験学年のときは絶対やらなかったのに、突然やる気を出してくれた。
嬉しいんだけど、この時期に分数から教えるって
ちょっと大変なんだよね。
という光景に出会ったことがあるはずです。
ところが、入試終了と同時にこれらは一気に変わっていきます。
①2月で塾終了。受験終わってないのに気が早くないか?
②「高校になったら…英数で」なんて切り出すと、
お母さんは「本人が…」、本人は「家にお金が…」。
③「部活の様子が分かったらまたクルよ」などと期待させておき
高校になったら音信が途絶える…やられた。やられたよ、明智君。
あんなに言うことを聞いてくれてたのに、何故!?
それは、言うことを聞きたくて聞いていたからではないからです。
“しょうがないから”…言うことを聞いてやっていたのです。
そして、この大天使“ショウガナイ”が消え去ると、
非受験学年特有の“メンドクサイ”大魔王と
“モッタイナイ”オバケが復活するのです。
ニーズとウォンツの話は聞いたことがあるでしょう。
ニーズとは即ち消極的な欲求のことであり、
ウォンツとは積極的な欲求です。
歯医者に通うのはニーズ、クラブに通うのはウォンツ…なんて
言われたりしますね。
歯が痛くもないのに歯医者に行きたくてたまんねぇ…っていう人は
あまり居ないわけです。
でも、通ってくるお客さんにホワイトニングなんてサービスを提供し、
ウォンツに転換する…なんてことをするわけです。
この話をすると、ニーズをウォンツに転換することを
死ぬほど追求する人がいます。塾にとってウォンツとはなんなのか…と。
気になるでしょう…気になるでしょう。
この答え。
ズバリ、答えます。
↓
オレは知らん!そして考える必要もない!
そんなことに時間かけんでも取り組み初年度から2割強は残るわ。
ボケェ!!
意表をついたところで、もう眠いのでまた次回。
オイオイ…なにもタメにならなかったぞという方に
そんなことはありませんので、ちょっと復習。
①受験終了で通塾ニーズはなくなってしまう…
大上段から勉強の必要性を説いても生徒にも保護者にも響かない。
②ニーズをウォンツに転換する必要はない。
③敵は、復活した“メンドクサイ”大魔王と“モッタイナイ”オバケである。
そして、実はアナタは1度は全ての生徒や保護者の
“メンドクサイ”大魔王や“モッタイナイ”オバケに遭遇し、
最低でも1回は倒したことがあると明言できます。
それがいつだったか、そしてなぜ勝てたのかを
思い出すことができれば、おそらく今度もその難敵を
打ち倒すことが出来るはずです。
闘えオーナー、負けるな教室長。
生徒の未来を護るのだ!!
