こんにちは
クリエイティブプレスクール覚王山です。
今月は「球、円柱、円」をテーマに活動を行いました。
前期は、球や立方体、正三角柱など立体的な形を認識し、作品として形に表してきました。
そこに新たに「円」という平面的な要素が加わることでより形の理解、認識を深めていきます。
9月の1週目、童具の活動では「円柱(車輪)転がし」を行いました。
「くむくむ」を使って自由に車輪や車を作って、天板の坂道から転がして遊ぶ子ども達。
様々なアイデアが飛び交います。
中には、あえて車輪の左右のバランスを変えてまっすぐ進まないように改造し、「なぜだろう…?」と探究する子も!すごいですね!
スピードにこだわる子、デザインにこだわる子、それぞれの楽しみ方で遊びました。
週の後半、アトリエの活動では、「円柱の手作り童具」を行いました。
前回の車輪作りから発展し、今度は木っ端を使って「車作り」に挑戦です。
タイヤに車軸を通すところからスタートです。
今回、初めて木槌という道具に触れた子ども達。
力加減を気にしながら使う事ができました。
材料を探しながら「こんな風に作ろうかな?」と思いを巡らせます。
「こんな使い方があったんだ!」と大人が驚くような発想をみせてくれました。
9月の2週目、週の前半は「コマ遊び」です。
今日は親子アトリエの日。子ども達の大きな成長が感じられる日となりました。
今回も前回同様「くむくむ」を使ってコマ遊びをします。
コマは静止した状態と回転している状態に変化が見られる昔ながらの遊びの一つです。
点対称を意識する事で回転した際に美しく見えるように作るよう心掛けました。
週の後半は「回転台と球の描画」を行いました。
中華料理店の円卓のように、ぐるぐる回しながら絵の具をつけた筆やボールの軌跡を味わいます。
前回から更に「回転」する遊びを探究しました。
絵の具の感触が好きな子は絵具を触りながら、台を回転させてもらい、ろくろのように絵の具の流れる感触を味わいました。
回転台の持つ「円」の要素と、ボールの持つ「球」の要素を伏せ持つ次回への橋渡しのような活動です。
9月の3週目の前半は「CDのコマ作り」です。
円をテーマにした最初の活動ですが、まずは身近にある円を使って円に親近感を持ってもらう事をねらいとしています。
CDにはカッティングシートで飾り付けをしました。
その後、中心にコマの軸をホットボンドでくっつけて回して遊びました。
「回転混色」といい、円盤にそれぞれ別の色で塗り分けをした後、回転を加えると網膜上で混色し、別の色に見える現象をコマで楽しみました。
週の後半は、「立体円盤制作」を行いました。
今回は、二枚の切りこみをいれた円盤を組み合わせる事で複雑な形の立体円盤を作って遊びます。
また、マスキングテープを使って模様をつけたり、少し複雑な工程を楽しみました。
天板から転がすことで複雑な動きをみせる作品ですが、解体するととても単純な形の組み合わせだったりします。
積木遊びも、立方体や直方体などの単純な形が幾つも集まり、組み合わさる事で複雑な形を生み出しています。
そんな体験を今回は造形を通して味わってもらいました。
9月の4週目、前半の活動は「ビーズ池のティーカップ」です。
アトリエでも定番のとても楽しい活動の一つです。
ビーズの上にタライを乗せてその中に入って回してもらう事で球のもつ「転がす」性質を味わいます。タライの中には最大3人まで入れるので、まるでお友達と遊園地にきたようにはしゃいで遊ぶ子ども達でした。
後半は「隙間テープの円形スタンプ遊び」を行いました。
大きな布を天板に敷いて、そこに円形のスタンプをおしていきます。
グレーを使って統一しました。
円盤は2種類のサイズがあり、その違いも感じ取りながら制作をしました。
その上からポスカで塗りたくりを行います。
最後に布を裏面からみると、スタンプの跡が浮かびあがるという美しい作品に仕上がります。
手先から様々なものを感じ取り、探究している子ども達。
絵の具の感触も楽しめる活動となりました。
9月ラストの活動は、「ビーチボール遊び」です。
遠足の「大玉制作」に向けてボールに慣れ親しむ事をねらいとしています。
大きなビーチボールの上に乗っかってバランスをとったり全身を使って遊びます。
最後にはバランスボールも登場し、皆で運んで転がして遊びました。
さて、来月は待ちに待った遠足です。
子ども達にとって素敵な思い出となるよう願っています。
※ゆうぼ及び、併設しておりますアトリエ・プレスクールのホームページ・ブログ・その他SNSで使用している画像の転載、複製、加工しての使用、保存等は行わないで下さい。よろしくお願いいたします。