こんにちは。
クリエイティブプレスクール覚王山です。
9月2週目の童具の活動では「ピンボードとカラー輪ゴム」を行いました。
プレスクールの「私の時間」でも子ども達に大人気なピンボードを使っての活動です。
ピンボードのピンは点を暗示させ、そこに輪ゴムをかける事で線を暗示します。点と点が繋がり、線となるという点線面の関係性をダイレクトに表した童具です。
この点と線の関係性は私たちの脳の働きと似通っている所があります。
私達は、直接経験(五官を使った実体験)や間接経験(絵本やメディア等見聞きして得た疑似的体験)から世界に点在するいくつもの「情報」を集めています。
この多くの領域の異なる情報(点)同士を繋げることで、神経回路を生み出すシナプス(線)を強化する事ができます。
点と線に見られる関係性はこのように身近な所にも隠れています。
また、この点と点を繋げる工程において欠かせないのが「集中力」です。
集中力は、「面白い!」=深い喜び、秩序の発見への快感によって育まれます。
シナプスを樹木のように伸ばすには、合理的に知識をつめこむのではなく、回り道のようにも思える様々な経験が必要です。
子ども達は「遊び」の中で経験を得、深い発見への喜び、集中力を培う事ができるといえます。
今回の活動では子ども達に手先を使い、輪ゴムをピンに引っ掛ける活動をしてもらいました。
導入の時間、先生が「たてたて、よこよこ、びよーんびよーん♪」と輪ゴム体操をすると子ども達も一緒に輪ゴム体操の真似をしてくれました。
輪ゴムをひっかけて出来上がった形が何にみえるか想像するのも遊びの一つです。
一通り遊んだ後は、ピンにビーズをさす遊びも行いました。
慎重に、かつじっくりと活動を楽しんでくれた子ども達でした!