こんにちは
プレスクール覚王山です。
今週は、一学期で最後の活動です。
入園当初と比べてとってもリラックスした表情をみせてくれるようになりました。
今回の活動は、親子制作で作ったお家を使ってのお店屋さんごっこです。
お友達との関わりも活発になるこの遊び。
自分のお家に招待したり、皆でパーティーを開いたり、色んな遊びが子ども達から自発的に出ていました。
今月の活動は段ボールざんまいでした。
段ボール箱積木に始まり、段ボール箱迷路とその彩色、段ボール箱ハウス、そしてそれを使って全体での見立て遊び。
一つの素材からここまで多様な遊びに発展していくのは、
創造共育法の「多様と統一」
という考え方にあります。
人間や社会、自然などすべてのものごとには<統一から多様へ・多様から統一へ>の原理が働いています。
多種多様な情報から、まとまりのある世界、あるいは一つの結論や答えを導きだしたり(多様から統一へ)ある一つの情報を、いろいろなものごとに活用したり応用したりしていく(統一から多様へ)という工程はものごとを洞察していく上であらゆる前提になるものの見方、考え方です。
(遊びの創造共育法1巻より)
段ボール箱という一つの素材を使い、それがどう多角的に展開していくのか子ども達に味わってもらい、統一から多様へ変化する遊びを暗示させます。
またその遊びをインプットした子ども達は「積木」「迷路」「おうち」の条件を満たす遊びとして段ボール箱を連想させるでしょう。
こうして思考の基盤を育むと共に、脳内のシナプスをより強固にしていく事で、後の学習能力や記憶力の向上につながると言われています。
上記のようなねらいもありますが、
何より嬉しいのは子ども達の笑顔です。
日常の暮らしや、一人では知りえなかった世界を子ども達は体感しています。
お友達とつながれた、調和した時の喜びも、思うようにいかなくて泣けてきてしまった時も色んな出来事を日々積み重ねて成長しています。
さて、始まる夏休み。
たくさん充電して、8月また元気な笑顔をみせてくれるのを楽しみに待っています。
※更新遅くなり申し訳ありません。