夏なのに結露してカビが発生。
これ事実なのです。
何故、夏に結露するのか
答えは室温です。
エアコンの室温設定が低過ぎるから。
外気温が、33℃
湿度が、60%
の場合
室温24℃で露天温度となり結露します。
つまり、24℃未満の室温設定はダメと
言うことになります。
室温が、26℃
湿度が、65%
の場合
19℃で露天温度となります。
つまり19℃以下の場所に室温26℃の
空気がぶつかると結露になります。
専門家ではありませんので概略を
知って頂ければと思い書きました。
私がこの夏に伺った建物では
外気温が35℃、室温は20℃でエアコン
を設定されているケースが多かったの
です。
室温を下げ続けると、どうなるのか
壁紙下地夏の結露によるカビ1
壁紙下地夏の結露によるカビ2
上記写真のようになります。
そして、もっと酷いのは天井裏です。
黒カビだらけの天井裏になります。
エアコンの配管からの結露が激しく
ポタポタと落ち続けますからカビが
発生して当然なのです。
対応策としては、解体するしかない
状況に陥ります。(最悪のケース)
結露で水分を多く含んだ石膏ボード
は壁紙を剥がすと落屑する可能性
がありますので、出来れば交換する
のが良いでしょう。
交換出来ない石膏ボードは
費用がかかっても防カビ工事
することを強くお勧めします。
施設でも、寮でも、マンションでも
室内の室温設定を意図的に下げる人
がいますので、設計段階で夏の室温
を20℃くらいで設計して頂ければと
思っています。
あり得ない話では無く事実です。
特にマンションにお住まいの方。
施設で外国人が住まわれる場合は
室内の設定温度の低さには十分
ご注意下さいませ。
それでは