アーネル・ピネダ現象 | プレミアムギターズ

プレミアムギターズ

ギターのことが中心ですが、音楽の話や、時には全然違った話題など、幅広く書いてます。
最近ライブ・レポートも増加中。今年こそは、プチ・プライベート・スタジオ計画を実現したい・・・。

 ジャーニーというバンドは、アメリカン・コマーシャリズムの申し子みたいなイメージがあって、ブリティッシュ系ロックバンドよりはランクが少し下に見られていた気がします。というか私もそう思っていましたけれど、でもいい曲が多かったですよね。結構好きでしたし、最近あまり聴きませんが、今でもそうです。


 YouTubeで発掘された、フィリピン人のアーネル・ピネダが現在のボーカルですが、声がスティーブ・ペリーにほんとよく似ています。バンドのメンバー・チェンジというのはよくあることですし、ボーカリストの場合、前任者と声のイメージが近い人を選ぶというのは、不自然なことではありません。


 でも、アーネル・ピネダの場合、そういうケースとは明らかに違っていて、「声が似ている」ということが最大のポイントとして選ばれています。インターネット(YouTube)によって、世界中から、以前とは比べものにならないくらい簡単に、そういうボーカリスト(に限らずミュージシャン)を発見できる様になっているでしょう。


 ジョー・ペリーのソロ・アルバムに起用されたハーゲンなども近いケースだと思います。もちろんこちらはスティーブンが引っ込んじゃった訳ではないので、今後どうなるかは分かりませんが。


 20年以上活動しているロックバンドだと、「往年の」パワーや性能(ハイトーン)を維持するのはボーカリストが一番大変でしょうから、同じ様なケースが結構現れるのではないかと予想しています。どうでしょうか?