分かる人には分かると思うけれど、シンクロタイプのトレモロブリッジの、ボディへの止めネジの数である。オリジナルのストラトのシンクロナイズドトレモロはご存じの通り6点止めだが、2点止めのものも現れてきた。いつからあるのかは知らない。他の色んなことと同じ様に、自分が長いことほとんどギターから離れている間に出現していたのだろう。
ブリッジプレートはこの止めネジとの接点を支点として動くので、6本のネジがぴったり一直線に並んでいないと、アーミングの時に支点が安定せず、チューニングが狂う原因になる。2本だとその心配がないので(厳密には2ヶ所の接点部分でも不安定要因はあるが)チューニングの狂いが少ない、と理解しているのだけれど、合ってる?
フロイドローズも2点止めだ。というか、もしかすると最初はフロイドローズだったのかも知れない。この辺、知識がなくてよく分からない。
何かにつけて思うのだけれど、たとえばシンクロのブリッジも2点止めの方が性能が良いことは明らかな気がするが、多くの人がオリジナルの6点止めの方を好んでいる様に思われる(でなければたぶん市販のストラトタイプはほとんど2点止めになっているだろう)。少しくらいの差なら、やっぱりオリジナルの方がいいという心理が、どうもある様だ。