こんにちは～
。
ここのところ手術の症例写真ばかりでしたので、今日は『しみ』についてご紹介しますね
一言でシミ治療と言っても、実は『シミ』にはいろいろなタイプがあります。
かおにポツンと1㎝前後のまあるい平坦なしみが
①老人性色素斑
男性のもみあげ近辺にできやすい隆起した茶色いしみ
②脂漏性角化症
また、子供のころからある両頬や鼻にかけて数ミリの小さい色素斑が散在している
③そばかす（雀卵斑）
頬にぼんやりとした影っぽく見える
③肝斑
両頬に薄茶色というよりやや青っぽくみえる小型のシミの集合体
④真皮メラノサイト―シス
（上のお写真の目の下のシミがこれに当たります）
などです。
そして、これらが微妙に混在しております。肝斑の中にそばかすや小型の色素斑があったりADMがあったり、ADMとともに老人性の色素斑が混ざってたりなどなど。それゆえに何を優先しどのシミを治療するかそれらによって治療法が異なります
。
①の老人性色素班はQスイッチレーザーやピコレーザーで治療可能です
ビフォー
アフター（メドライト1回施術1か月目）
②の脂漏性角化症は上記の治療でも可能ではありますが、隆起が強い場合はCO２レーザーで削るほうがすっきりときれいになる場合もあります。
ビフォー
アフター（CO2レーザー照射1か月目）
③のそばかすはQスイッチレーザーやピコレーザーでするほうが確実ではありますが、軟膏処置が必要なため広範囲になるとダウンタイムが気になってしまう方もおられます。そういった方は少し時間はかかりますが、定期的にIPL（光レーザー）で治療することも可能です。
ビフォー
アフター（フォトシルクプラス6回施術後＋ゼオスキン）
④の肝斑は基本的には摩擦を加えないように肌に優しくケアしていくことを中心に内服をしていくことがベストですが、レーザートーニングなども適応になる場合もあります。
ビフォー
アフター（レーザートーニング6回施術後＋トラネキサム酸内服）
⑤は真皮メラノサイト―シスというシミで、これは上記のように皮膚の表面近くにあるしみではなく、真皮という少し深い場所にメラノサイトが落ち込んでいる状態なので、少し治療に時間がかかりますが、使用するレーザーはQスイッチレーザーやピコレーザーを定期的に照射していくことになります。
ビフォー
アフター（メドライト3回＋ピコレーザー2回施術後）
少し薄くなっておりますがまだまだです・・・。
というように、ただの『シミ』
ですが、なんとも奥が深いのが『しみ』というやつです。
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