こんにちは~。
ここのところ少しプライベートな話題が多かったので今日は真面目に
『肝斑』についてのお話をしますね
肝斑の原因はいまだ学会内でも意見の分かれるところですが、
治療の基本は
①お肌に刺激を与えないようにすること
②トランサミンの内服
につきるかと思います。
が、時として、
禁忌とされるフォトシルクプラスでもしみが薄くなっていくこともあります
。
ただ、このケースに関しては、ある程度の薄くなったところで、照射をやめて保存的治療に切り替えるほうがよいのではないかと雑賀は常々思っています。
ある程度薄くなると、患者様的にはもっと・・・。となりますが、
基本原則として
肝斑は機械的刺激により悪化しているケースが大半のなので、やはりレーザー刺激の長期化は再発を誘発しかねないのではないかと思うのです。
では、にも関わらず、なぜ、雑賀がフォトシルクプラスをあてるのかですが、
肝斑の患者さまは
実は、しみを隠そうとしてメイクを濃くしたり、お肌にたくさんの化粧品を刷り込んでいる傾向にあります。いくら、メイクを薄くしてくださいといっても、やはりしみが気になってメイクが濃くなるのが女心です。
なので、
禁忌かもしれませんし、悪化してまうかもしれません(この悪化に関しては必ず放置しておけば元の濃さにはもどります)が、
肝斑薄くなる→メイクが薄くなる→洗顔が軽くなる→こすらないようになる→肝斑が薄くなる
と思うのです。
もちろん、原則、フォトシルクプラスなどのレーザーは禁忌だし、正直、照射して薄くなるケースはそれほど多くもありません。
また、絶対的にレーザー照射を禁忌とする考え方があるのも事実です。
ですが、いくら保存治療をしようとしても、本質的に目に見えるくらい肝斑が薄くならなくては女性心理としてはメイクを薄くしていくことはなかなか難しくもあります。
もちろん患者さまの希望にもよりますが、
基本は保存的に治療をして、患者様のご希望によってはフォトシルクプラスやレーザートーニングもありなのではないかと思っています。
ただ、悪化してしまうこともありますので、引き際も肝心だと思います。ある程度のところで見極めつけてしまえば、一時的に悪化したとしても元通りにはなると思うからです
。
ただ、お金の無駄になってしまうこともありますのでその辺は患者様とのご相談とご理解によるものかとは思います。
ということで、
先程の方とは別に
この方も完全に肝斑がなくなっているわけではありませんが、これだけ薄くなったことによってかなりメイクが薄くなったといわれております。が、少しうっすらと濃くなりつつあるので、フォトシルクでの肝斑治療はここで終了し、あとは、メイクをうす~くしてもらいながら待つのみ!!です
ということで、
奥の深いしみ治療ですが、漠然と治療をすすめるのではなく、ここにあったしみ治療の提案が必要であると思う今日この頃でした
広島プルミエクリニック プルミエ美容皮膚科