V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)/三枝 匡
¥840
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著者は三枝匡さん。
株式会社ミスミグループの代表取締役会長・CEOにして、日本屈指のターンアラウンドマネージャー。
スタンフォード大学を出て、企業の建て直し専門のコンサルタントして日本屈指の経験をされた方である。


本書は、ビジネス小説の体裁をとっているが、三枝さんの経験した実話を元に構成をされている。
あらすじをざっと説明してしまうと、ある上場企業の1事業部がほぼ死に体になりその建て直しを図る話である。
MBAで学んだことが、ひとつのストーリーの中で描かれているためとても分かりやすく、そしてイメージしやすい。
一般に企業再生は、会計的な処理として考えられることが多いが、本書はまさに本業の事業を立て直していく姿が生々しく描かれている。


この本をとった理由は、私自身が現在おかれている状況に非常に近いものを感じているからである。
あまり詳しくは書けないこともあるが、現在社長直轄プロジェクトメンバーとして会社の建て直しに関する提案をまとめる作業を始めている。
本書に出てくる企業の改革前の姿と非常に似通った状態にあると思えてならない。
昨日も、個人的に経営幹部とディスカッションをしていく中で、この本の中に出てくるようなシチュエーションに今後身を置かなくてはならないことを強く意識することになった。


生々しさが、返ってこれからの作業を指し示しているように感じる。
企業再生の手がかりや、事業の建て直しのための端緒を探している方にお勧めの一冊。


結局、女はキレイが勝ち/勝間 和代
¥980
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カツマーに対する踏み絵か、自己認識の変化か、稀代のビジネス書。


私自身、勝間さんの本はとても好きである。
特に初期の著作は今でも思い出したときにはパラパラと読んでいる。
勝間さんの本の好きな理由は、方法論に徹しているということである。


勝間以前のビジネス書の多くは、心構えや考え方、または著者の経験といった曖昧な要素によって創り上げられている本が多い。
こうした曖昧な要素は、再現可能性が担保されていない。
つまり、できなければ、できない読者が悪いという風に切って捨てることが簡単にできてしまう。


勝間初期の著作が、何故これだけ受けたのかというと、方法論に徹しているため読者にとって再現可能性が今までのビジネス書に比べて飛躍的に高まった点であると思う。
オーディオブックや、レッツノート、自転車を利用することなどなんとなればその日からでも実践することができることが書かれていた点が斬新であった。
(HACKシリーズとかもそうだと思いますが、あちらは独特の臭みがあのだが。)


そして、この本である。。。。
これをみて最初に思ったのは、”踏み絵”が行なわれている、はたまた、ウマシカ論争か。
彼女の成功以来、同種の女性ビジネス書の著者が出てきてはいるが、勝間和代氏は圧倒的な支配力を持つ女帝であり続けている。


女帝に対して、世間の人間が忠誠を誓うのか、女帝が馬だと言ったら、鹿でも馬なのか。
現代の踏み絵、リトマス試験紙をぶち上げたのかと思った。


それよりも、怖いストーリーは、この本を本気で著されたという可能性を否定できないことだ。
ジャイアンは、ガキ大将としての自己認識をもっているために、ガキ大将として振舞っている。
しかし、その実はお人形遊びが好きだったり料理が好きだったりする。(曖昧な記憶であるが。。。)
手塚治虫の少年時代のガキ大将も、実は女の子の漫画に、でれでれだったりした。
あるときに、ジャイアンがガキ大将としてのアイデンティティを捨て去る時が来て、本来の自分を解放したら、お人形遊びが好きで、料理が好きなゴツイ兄ちゃんとなってしまう。


その意味で、この本が、踏み絵であることをせつに願う。
昨日は、台風の中勉強会にお越しいただきまして本当にありがとうございました。


今までで最高の20名の方にご参加いただきまして、主催者としてありがたく思っております。
また、多数の懇親会の参加本当にありがとうございました!
毎回毎回の懇親会は、本当に学ばさせて頂くことが多いです。


次回は、12月前半を予定しております。テーマは鋭意作成中。。。。ストーリー戦略をやりたいですが、、、
また、次回も是非ともご参加いただければと思っております!

以上です。本当にありがとうございました!!
巨象も踊る/ルイス・V・ガースナー
¥2,625
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カナダのマギル大学の教授、ヘンリー・ミンツバーグは著書の中でMBA取得者が会社を壊すと記している。
MBA卒業生の経営者の失敗例や、MBAが取り扱う戦略がスタティックな領域でしか通用しないことを書いている。


ただ、その中でもほぼ唯一の成功事例が、IBMを率いたルイス・ガースナーである。
私は色んな理由から、IBMには複雑な思いをもっているのであるが、そのためかガースナーがIBMのCEOについたことははっきりと覚えている。


確かまだ学生の頃に新聞でこのニュースを読み、ビスケット屋のナビスコ社長が何でIBMのCEOになるんだと心底思った。あさはかだったが。。。


当時のIBMはまさに大企業病によってジリ貧路線まっしぐらだったが、それを変革したのがガースナーである。
ガースナーの改革は一言でいうと、コンピュータを売るのではなくサービスを売るというIBMの2回目の大転換成し遂げたことである。
第一回目の転換点は、ハカリ屋からコンピュータ屋の転換。


この大転換に際してのガースナーの自著が、この巨象も踊るである。
企業変革に際してのテキストとしても使えるし、ビジネス小説としても面白い。ひとえにガースナーという人物の魅力による部分が大きい。


ちなみに、IBMのライバルであったHPの元CEOのカーリー・フィオリーナもMBAホルダーである。。。
蒼天航路の呉って、地味だけども男子校みたいなのりで好きです。

張昭がうっさい先生に見える。