饒舌な時の彼からは想像もつかない、この立ち振舞い。

私達の日々の業務は、必ず相手がいる仕事なので「彼はいつもそう」 な筈はない。

「じゃあ  自分が避けられてる!?」等、思考を巡らせます。

確かに彼には「嫌いな人」が数人いることは本人から聞いており、同僚にも上司にもある意味分け隔てなく無礼な態度がとることができます。



そして、私の出した結論はこうです。

「全部  会社が悪い」と・・・


こんなモンスターみたいな子にしたのも会社。それを放って置いたのも会社。



上司や同僚達は今まで何してきたんだ!!



私の仕事は、職場の違和感払拭ですから、
「私色」に染めればいいと思ってました。

そこでとある会議の場を利用し、それとなーく「この職場のダメ出し」をしてみました。

会議中は「これでも会議!?」と言うぐらい静かでまともな意見交換もありません。



何なんだコイツら・・・



その日の業務終了後、私は職場の長を誘い居酒屋で噛みつきます。


「この職場の人達はちょっとおかしいですよ」「意見や疑問点が無い筈はない」

「こんな風にしてしまったのは上司の責任じゃないんですか?」「あいつは極端ですが、他の人達も十分異常ですよ」と。




そしてなんと、その長が私に言いました。


「○○さん。あなたの仰る通りです。」

「だから力を貸して下さい。」



あっさり認めちゃうんだ~   こいつ~




翌日より、やるべき事に向かって努力全開です。

メンバーと同行したり、事務方の意見を聞いたりと、問題点の洗いだしに精をだしました。



そんな自分を彼は見ていたようです。


ボソッと彼が言いました。

「別にどうでもいいじゃないすかー」

「な  なんだとー」

私はここぞとばかりに彼を会議室へ呼びました。(シラフなのに)

「どうせ同じ仕事をするならさ、チームワーク良くしてさ、お互い助け合ったりすればさ、今より楽しくなってさ、真っ当に評価された方がよくね?」


彼いわく、私の言うことは「きれい事」にしか聞こえないとのこと。

「そーじゃない。そーじゃないけど、そう思うならそれでもいい。その代わりお前も力になってほしい」とお願いしました。


すると「無理ッス」と、即答。


なんと戦わない宣言でした。


「ほんとにいいの。それで?」


「はい。ボクの事は構わないで下さい」

「もう  うんざりなんで…」



仕方がありませんでした。


そして私も決めました。




「すみませーん。彼の担当、6番目。辞めさせていただきます」








つづく