最後に残った1人

こいつが一番のくせ者だった!



なぜ彼をここまで放っておいたのか!?

普通なら「クビ」レベル。



朝、出社した時の本人の気分次第で周りの人の対応が変わるんです。

あからさまにですよ。

機嫌が良い時と、悪い時の落差が激しいこと激しいこと。



未だかつて私はこのような人を「身内として」見たことがありません。

完全に腐ってました。



「なんであいつはあーなの?」

「ウチに来る前に大分やられちゃったらしいよ  上司から。」

「そ   そなんだ」


機嫌の良い日の彼はとても饒舌でした。

そんな日を利用し、夜のディスカッションへと誘います。

「あっ   分かりました。時間が合えば是非」と、とっても社交辞令的。

それにもめげず、周囲から彼の情報も得つつ誘い続けました。

お酒は好きだとのこと。

ところが、今の職場の人間は誰1人彼とは飲んでいないことも判明。



どこの会社にも年に数回
「〇〇会」のようなお酒の席があるじゃないですか。

でも彼は今の拠点の〇〇会になんと2年間出席していないとのこと。

ふつー居ます?こんなやつ。



彼が私より2年前に異動してきて、その2年間の間に5名の方々がなんとか彼を変えようと尽力したそうでした。

無駄な努力だったようです。

「なら俺が6番目でなんとかしてやる」と
意気込んでました。


お互い土曜日当番で人が少ないの日を狙い


「〇〇くんの地元でもこの辺でも構わないし、今度の土曜はどう?」

「あっ   いいですよ」

「じゃ  当日は残業なしで、サクッと始めて早めに切り上げよう」

「了解でーす」



いつになく軽快な返事。


そして仕事を終え、ロッカーで着替える彼を確認。

後を追う様に待ち合わせ場所で待つ私。

会社から最寄り駅までは徒歩で8分程度。


15分経過・・

20分・・・


携帯を鳴らす私。


「どーした?  何かあった?」


「あっ   すんません      ちょっと急用で」


絶句する私。




それでも後日、リトライ。



そしてドタキャン。



大誤算でした。こんなに手こずるとは。

たかが酒を交わし、相手の話を引き出し、私の考えを言うだけだったのに。





つづく