今日は、プリザーブドのアレンジで最も難しい
ブーケの工程の紹介です。
文字のみの、ご説明となるため分かりづらい点もあると思いますが
「こんな風に作られるんだ~」ということだけ分かって
頂くだけで十分なので、ざっと読んでくださいね。
★まずはワイヤリング★
(1)まずは、すべてのローズのワイヤリングから。
裸ワイヤーを切らずにそのまま使います。
花の首元から5mm下の位置にクロスでかけてください。
(2)壊れやすいチューベローズは、地巻きワイヤー#26で
段違いのクロスでかけます。ジャスミンも同様です。
(3)アイビーにはソーイングメソッドをほどこします。
葉の色が薄い面が裏です。裏側の葉脈をまたぐようにして、
ワイヤーを挿します。
(4)その他の副素材には2か所留めでワイヤリングしていきます。
(5)すべてのワイヤリングが終わったら、それぞれ不要な部分を
カットして整えましょう。
(6)次にテーピング作業にうつります。
カスミ草は、フローラテープを斜め下方向にひっぱりながら
ワイヤーの3分の2まで巻きます。
(7)あじさいはよく束ねてからテーピングします。首元は慎重に巻きます。
(8)バラは首元が難しいので慎重に巻きましょう。ステム(茎)がある
部分とない部分の段差に気をつけてください。
★次に組み立て★
(1)まず、仮留めに使うフローラテープをあらかじめ用意しておきましょう。
4~5㎝位のものを数枚切っておきます。
(2)ラウンドブーケの真ん中に持ってくるメイン(フォーカルポイント用=FP)の
バラを選びます。メインが決まったら、花のトップから12センチの位置を測ります。
その位置で角立てをします。そこから、45度(ブーケの上方へ)戻します。
この角度でジョイントしていくことにより、花嫁さんがブーケを持ったときに、
美しいラウンド型を披露できるようになっています
(3)まずは、バラだけでラウンド型の外周郭をつくっていきます。
そして、フローラテープで仮留めしていきます。
(4)次は2週目の外周部分です。真ん中のバラトップにメロンパン型
(横から見て)をつくるように意識してください。
(5)17本すべてのバラを配置し終ったら、チューベローズをメイン
部分から(FP周辺から)挿しています。ジャスミンも同様に挿します。
(6)次はアイビーです。まず、中央(FP)のバラの横に一枚添えます。
1~2本配置するごとにきちんとテープで留めていきましょう。
(7)アイビーを「くの字」に配置しました。
それと互い違いになるようにして、ラムズイヤーも加えました。
(8)なんてんは、メロンパンのところどころからツンツンと飛び出すようにします。
さらに、ユーカリ・アジサイを加えました。
(9)ジョイント部分を地巻きワイヤー#26できつく結びます。
(10)ステム全体をよくまとめてジョイント位置から10センチ
くらいのところで切りそろえます。だいたい女性の手1つ半の長さでカットします。
(11)取っ手(持ち手)上方部分からテーピングしていきます。
★最後にリボンワーク★
(1)幅広のリボンを10センチほど余裕を持たせてジョイント部分にあてがい、
リボンの幅を利用して、ステム全体をくるみます。
(2)先端の方から、ジョイント部分まで巻きあげます。
ジョイント部分できつくしっかりとしばりましょう。
結び目ギリギリのところで、カットします。
(3)最後に、装飾用のリボンを作りジョイント部分にあてがい、
ワイヤーで固定します。
(4)これで、遂に完成!
少し今日は、難しかったですね。。。
流れだけでも、ご理解いただければと思います。
もし、ご自身や友人のためにウェディンブブーケを
実際に作る際は、プリザーブドフラワー講座を参考にしてください。
全ての工程を、冊子での写真だけでなくDVD映像に収めていますので
つまづくことなく、作り上げることができると思います。
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