人生も半分を過ぎてくると、肉体もそれなりに老化してくる。
若いときは(30台前半くらいまでを意味する)無茶な生活をしても体がなんとか持ちこたえてくれたが、最近はそうはいかない。
右腕を上げれば痛みを感じるし、筋力も落ちた。手足もすこし小さくなってしまった。
油っこい料理を食べれば下痢をする。
徹夜なんてもってのほか。
身体的な症状についてはまたの機会に詳しく書いてみたいが、常々と疑問に思っていたこの言葉。
「健康(無病息災)で長生きしましょう!」
本当に「健康」で病気がひとつもない人間など存在するのだろうか。
若い年代ならともかく、私のような人生を半分過ぎた中年の人間で、悪いところがひとつも体にないなんて人間はいないということだ。
だれだって、「頭痛、下痢しやすい」、「疲れると目が痛くなる」、「朝起きると体がだるくてやる気がない」などの症状を覚える人は多いだろう。
結論から言うと、「健康な人間など本来一人もいない」のである。
みんな、どこかしら病んでいて、それと付き合いながら毎日をすごしているのである。
だから、「この痛みをやっつけよう」とか、「私は腰痛が治らないから不幸だ」などと苦しまないほうがいい。
むしろ、その症状にあわせて「人生を軌道修正」していくことが大切だ。
具体的な例は今後自分のことを書くとして、きょうはこの法則を声を大にして言いたかった。