人生を語る上で、一番重要な法則だ。
「物事にはすべて原因があって、その先に結果がある」。
これを理解するには実は人生についての根本的な考え方をどう持つかでまったく理解できないか、イメージ的にだけでも理解できるかの違いがでてくる。
端的に言えば、「人生はこの世限り」と思うか、「死んでもその後の世界がある」と思うかであろう。
これについては人それぞれなので特に無理強いはしないでおく。
わかりやすい例
・車に乗って、体が横に揺られたから車酔いした
・整形して美しくなったので、彼氏ができて結婚までできた
・相手につばをかけたら怒って殴られた
・宝くじで1000万円当たった
わかりにくい例
・道を歩いていたら突然車にハネラレ、重傷を負った
・知らない間に職場で起きた現金紛失事件の容疑者にされていた
問題なのは後者のわかりにくい例の方だろう。
これらの事例にだって実は原因はあるのである。
私は、人生というものはこの世限りのものではないと考える。
人生はあらかじめ精妙にプログラミングされており、人間は大体そのプログラミングに沿った「(さもプログラミングされていないと思える)
毎日を送る宿命」をもってこの世に生まれてきている。
この点に理解が及ばないと私の書くことはご理解いただけないことが多いだろうと思われる。
わかりやすい例にあげた事柄は、「何らかの意思をもっておこなった結果起こったこと」であり、物理的に説明がつくものである。
反対に、わかりにくい例というのは、特に何かの目的、意思もなく偶然に起こったことがほとんどである。
わかりにくい例のような事柄は、この「精妙なプログラミング」に沿って生きている結果として起こってくる。
つまりこのプログラミングがことの「原因」であり、起きた事柄が「結果」なのである。