シェアサイクルデビュー | 東京おば散歩

東京おば散歩

気分を写す1shot+1型糖尿病備忘録



昨日の散歩で、シェアサイクルのポートを発見したワタクシ

さっそく家で登録をして、今朝は初乗りにチャレンジしようと張り切って出かけて行った。


昭和の小径を抜けた裏通りをお寺方面に入って真っ直ぐ。

ずっと工事していた通り沿いに立派なマンションができている。

最近の大型マンションには必須なのか、マンション脇にはちいさな公園というか植え込みとベンチ。

いつもそこで休んでいた。


通りに面したエントランスの脇に、シェアサイクルポートはある。

5〜6台置けるスペースだが、2列にも3列にも赤い電動自転車が並んでいた。

自転車には大きな前かごもついている。

さっそく一台お借りしようと、パンフレットを見ながらアプリで解錠しようとしたが、うまくいかない。

何がダメなのか全くわからない。

そもそもこの自転車は充電できているんだろうか?


充電できていない自転車を借りても仕方ないしなぁと思いつつ、確認の仕方がわからない。

その間、これから出勤といった風情の若いお兄さんたちが、こともなげに自転車を解錠し、颯爽とまたがって走り去る。


私はいつまでもモタモタもたもた。

1人のお兄さんに充電の確認法を聞いて、いざ解錠しようとパンフレットどおりにパネル板を操作するのだが、うんともすんとも反応しない。


んーーー。

予約しとかないとダメだったのかな?  

アプリで予約して、ポートへ向かうを押し、でも実際はすでにポートにいる。

んーーー。


朝6時だというのに、すでにめちゃくちゃ蒸し暑い。額から汗をポタポタ滴らせながら、やっとの思いで1台ゲット。

ふーーー。

前はこんなの感覚でババッと操作しちゃってたはずなんだけどな。


乗ってみると、思いのほか重い。

またがったのは良いけれど、

そーだよ、私まだ左足が持ち上がらないんだった!

ペダルに左足が届かない。困ったーーと思いながら乗っているうちに、ようやくペダルに足がかかった。


車の少ない裏道をおっかなびっくり自転車を走らせ、ひと回り練習をしてから目の前のコンビニで牛乳やパン、バナナなどを購入。

重い荷物を持ってしまうと、そこから家まで歩けるか自信がなかったので、自転車に荷物を積んでひとまず家へ。

冷蔵庫に食材を仕舞ってから自転車を返しに行った。

30分で165円。延長も30分ごと165円

なかなかリーズナブルなお値段だ。


颯爽と風を切って、なんてイメージしていたのとは裏腹、ビッチョリ汗をかいて、ポタポタ雫を滴らせながらのシェアサイクルデビューとなった。

遠出するなら、もう少し練習が必要だ。

それでも初めてのことはやっぱりなんだかワクワクする。いくつになってもワクワクする。

このワクワク、なぜかしばらく忘れていた。

久しぶりのワクワクがやけに嬉しかった。


自転車を返した帰り道はテクテク歩いて、昭和の小道へ。

ブリキの壁に書かれた注意書きに目が止まる。



そうそう、昔はよくいたのよねぇ。
立ちションおじさん。
時代はずいぶん変わりました。




犬に便をさせないで

と、あります。

これはいつの時代も一緒ですね