スコ猫くまきち日和+ -202ページ目

天気の良い日はリードをつけて

くまきち175

 

今日も朝から良い天気。
ここ数日、風がとっても冷たくて寒い日が続いていたけど、今日はなんだかお日さまがポカポカしていて、いい気持ち。
窓から見下ろすサクラの花も満開だ。

僕はなんだか、お散歩に行きたくなってきた。






ねぇ、ぷれこ。

お散歩に行ってみない?







「くまきち、本気なの?」

ぷれこはビックリしていたけれど、僕は自ら進んで首を出した。

さぁさぁ、早くリードつけてよ。

ぷれこは目を真ん丸(それは僕のトレードマークなんだけど)にしながらも、ブルーの地に雲の模様がついたかわいいリードをつけてくれた。

本当は首輪とおそろいだった雲のリード。

僕が外の音を怖がって、なかなかお散歩ができないでいたうちに、おそろいの首輪はすっかり小さくなって、今は青と白の縞模様の首輪になってしまったけれど、色的にはおそろいなんだ。
僕は、爪をたてることもなくスルスルっとぷれこの肩までのぼり、ぷれこの腕のなかにしっかりとおさまった。

今日はキャリーがなくても大丈夫だよ。

ぷれこは、また目を皿のように見開いている。
ぷれこは、おっかなビックリだったけど、僕はぷれこの腕に抱かれたまま、おとなしくドアを出た。

エレベーターにも冷静に乗った。
エントランスのドアを開けると、やっぱり車の轟音が響いてきたけれど、もう大丈夫。

前回2度のお散歩で、この音はいつもしてるものなんだってわかったから。

お日さまを浴びながら、ぷれこは歩いた。
僕は、路地から突然出てくるかもしれない車に用心して、いいコでぷれこの腕のなかから景色を眺めた。

公園はぷれこの足で徒歩1~2分。めちゃめちゃ近いんだ。


今日は、お花見仕様なのか、公園には提灯がいっぱいぶら下がっていた。
夜桜もキレイかもしれないね。
だけど、酔っぱらいのオジサンたちがいっぱいいると、ちょっと怖いかな。


「あ~、いいお花見日和だね」


ぷれこも上機嫌で、僕をベンチにおろした。


「くまきちが、こんなに大人になったなんてねぇ」


ぷれこは嬉しそうに目を細める。

僕は、今日で生後満5カ月。明日から6カ月目に入る。
人間でいうと、8~9歳。
ちゃ~んと分別がついてるし、もうこのぐらい立派にできるのさ。


僕は、ベンチの匂いをクンクンとかいでから、地面へと第一歩を踏みしめた。
ぷれこと歩調もピッタリに、公園の周りにある生け垣を探索し、花壇のお花の匂いをかいだ。

これなら、リズムとスウィング といっしょに、駒沢公園を散歩できるかもしれないね。
花林糖さん といっしょに散歩して、カオシロさんやブチコさんにご挨拶してから、mitexさん ちへ行ったマーロにも、会いにいけるかもしれないね。

僕の夢がまたひとつ、膨らんだ。
見上げれば、やっぱり、満開のサクラ。



くまきち














「くまきち」


なんだよ。


「あのさー」


なんだよ。


「いくら今日が4月1日だからって」


…………なんだよ、いいじゃんか。


「ちょっとぉ、調子に乗りすぎなんじゃない?」





あぁぁぁぁ、せっかくいいところだったのに。

みんな、ちょうど本気にしてきたところじゃないか。

エイプリルフールをバラすなんて、

ぷれこ、反則だよ!!


2006/4/1