スコ猫くまきち日和+ -196ページ目

pjt.4 くまきち切符

ぷれこの田舎へ帰るまでまであと2日。

僕はあいかわらずキャリーの存在を無視している。


ハロウィン いざとなったら、力ずく~♪


ぷれこは鼻唄を歌っている。

お散歩訓練も結局1日だけで終った。


ハロウィン だってさ、くまきち見てて思ったんだけど、

猫って、要は新しい環境に慣れるまでが大変なんじゃない?


にゃーそっかな。


ハロウィン だから、無理して公園に慣らしてみたところで

田舎の家はまた別の場所だから、意味ないかなぁと思って。


にゃーふーん……いちおう、いろいろ考えてるんだ。


ハロウィン ま、ねー。


にゃーところで、ぷれこ。ボクひとつ気になってるんだけど。


ハロウィン なに?


にゃー僕たちはさ、ぷれの田舎までどうやって帰るの?


ハロウィン そうそう、そこなのよっ!!



ぷれこはいきなり身を乗り出した。

ぷれこなりに、いろいろ考えがあったらしい。



ハロウィン まず、最初に考えたのは、車。

レンタカー借りてさ。高速のっちゃえば2~3時間だし。

それなら、くまきちがニャンニャン鳴いても周りの人には迷惑にならないでしょ?


にゃーぷれこ、運転できるの?


ハロウィン 免許は持ってるよ。ここ10年、都内では運転してないけど




ぴたっ……(固)
くまきち357



ご遠慮もうしあげます!!



ハロウィン やっぱそぉ?

じゃ、やっぱり電車だね。

姪のMちゃんが図書館の本で調べてくれたらしいんだけど、

くまきちにも切符が必要なんだって。



にゃーえっ、ボクにも切符?



ハロウィン うん。小さいときは、切符なしでも

な~んにもいわれなかったんだけどね。

本当はいるんだってさ。



にゃーボクにも切符?



ハロウィン そ、くまきち切符。



にゃーくまきち切符流れ星



ハロウィン これから買ってくるから、くまきちお留守番しててね。



そう言って、ぷれこは自転車ででかけていった。


くまきち切符、くまきち切符……ドキドキ

いったいどんな切符なんだろう?

僕も一人前に切符がいるなんて。ふふ。

なんだか感動だなぁ。



くまきち切符、くまきち切符ドキドキ

僕はそう唱えながら、玄関のたたきでお昼寝をした。

夢のなかで、立派な切符を首にかけた僕の頭を車掌さんが「いいこ、いいこ」って、なでてくれた。

僕は胸をはって、改札を通った。

キャリーのなかになんか隠れなくていいんだ。

ボクには立派な切符があるんだから。。。。。



ガチャッ……

カギの音がして、ぷれこが帰ってきた。


くまきち328 おかえり~♪ ぷれこ。


ハロウィン ただいまぁ


ぷれこはなんだか大荷物だ。


ハロウィン ついでにおみやげも買ってきた。

先に宅急便で送っちゃうんだァ。


そんなことより、くまきち切符。


僕は、期待をこめてぷれこ見上げる。


はやく、はやく。くまきち切符。



ハロウィン えっ、くまきち何? あ、切符?



くまきち320 にゃーそ、切符。

キラキラくまきち切符キラキラ


ハロウィン あのね……

くまきちの切符は電車に乗るとき改札で買うんだって。

前もっては買っておけないんだって。

なんとか手荷物って言ってたけど……

なんだっけな?








がーんむかっ

くまきち354

僕は手荷物かよーメラメラ爆弾