pjt.5 準備完了!
水戸紫……だっけ?
水戸泉……はお相撲さんか。
江戸紫は海苔だしな。
とにかく、ぷれこが、ベランダのすきまから僕が落ちないようにと転落防止枠を起き、それを固定するために置いたプランターに何もないのは寂しいからと、植えた2本のひまわりのうちの1本だ。
きれいだね。
でもさ、この朝顔、留守の間は誰がお水をやるのさ。
留守の間、1~2度、友達が来てくれることになってる。
でも、ここんとこ暑いしねー。夕立ち降ってくれたらいいけど、万が一、枯れちゃったら仕方ないねぇ……。
植物って、植えられるのも命懸けだね。
そこへ行くと僕は、ぷれこといっしょに帰省できるから幸せなのかもしれない。
明日の帰省の準備はほぼ終った。
宅急便は昨日、出しちゃったし、切符も買ってある。(僕のはまだだけど……)
駅まではタクシーで行くんだそうだ。
まったく、お金かかってしょうがないよね。
もし、くまきちがあんまり電車でニャーニャー鳴いたら、次回から車だからね。
命懸けになるからね。わかった?
怖い……。
だけど、そう素直にいうことをきくようじゃ猫の沽券にかかわるってもんだ。
まぁ、テキトーに、その日の気分で行って来ようっと。
あ、そういえば……
掃除機の音が急にやんだ。
ぷれこは玄関脇の物入れから、なにかゴソゴソ取り出している。
ずーっと使う機会なかったけど。
もしかして……ちょうどいいかな?
ぷれこは、なにやら組み立てて、キャリーバッグにくくりつけた。
すみません、皆さん。
たかが帰省するってだけで、こんなに大騒ぎしちゃって。
いよいよ僕らは明日、電車に乗ってぷれこの田舎に帰ります。
だけど、本当に問題なのは、田舎に帰ってからなんだよねぇ。
くまきち、トムやクーと仲良くできるかなぁ……。
集まってきてるっていうオス猫たちと喧嘩しないかなぁ……。
ぷれこの心配は膨らむ一方みたいだけど。
まぁ、なんとかなるんじゃないの?
僕、けっこう喧嘩強いかもよ。
どんな夏休みが待っているのかなぁ
楽しみだっ

