大学病院受診(Dr.のお別れの日)2016*11*25 | 大切な時間

大切な時間

『普通の事を出来ることが何よりの幸せ』そう思うことが出来たのは、病気になったからかも知れません。毎日の暮らしを大切に、家族に作る食事を中心に楽しみながら更新しています。たまに我が家の猫マサヒロも登場します。

今日は大学病院受診でした。
私の今の病名(多発性硬化症)を付けてくれた医師の、異動最後の受診日に出掛けて来ました。
 
出掛ける前からそわそわ・・・。
何だか落ち着かない感じです。
 
今日は待ち時間も殆どなく時間通りに呼ばれ、通常の受診をして貰いました。握力は前回より上がっていて、右17 左16でした。京都に出掛けた後、少し疲れて体調が悪かったことを伝えたり、症状のお話をした後に、
 
『先生!!一緒に写真写して下さい』
 
って言ったら、え?( ̄_ ̄ i)って驚いた感じでしたが、快く承諾してパチリカメラ。CRCさんに事前にお願いしていたので、スムーズに写して貰えました。その後は、今後の体調面で気を付けないといけない事や、これからのお薬の事などを教えて貰いました。
かなり迷ったのですが、病院を離れてしまうともうお会いする事もなくなってしまうかも・・・と思って渡す事にした『大切な時間』の本。
 
『よかったら読んで下さい』って差し出すと、
『え?本書いたの?』
と驚かれていましたが、
『先生お二人の事も少し書かせてもらいました』
って伝えると、
『今日はサンダーバードであちらの病院に行くので、電車の中で読ませてもらいます』
とニッコリ笑顔で話してくれました。何だか・・・沢山お話したい事があったのに、言葉が出てこなくて・・・・・。最後に、本当はハグしたいくらいでしたが、さすがにドン引きされそうなので、握手を求めながら『寂しくなります』…って、自分の言った言葉で一気に感情が溢れて来て、目に涙いっぱいになりました。
 
『先生、お元気で…』
とお礼の挨拶をして診察室を出ましたが、診察室を出た中待合には沢山の患者さんが居るので、泣く事も出来ず、CRCさんが『私も泣きそうになりました』って話すのを聞いて、二人でウルウルしながら先生の思い出を話ながら移動しました。本当に寂しくなります。
 
こちらの病院にきて六年。
通院のたび感じる、最上階の脳外科から始まった苦しかった入院生活が、今こうして一階の外来でお世話になれているのは、この病名を付けてくれた医師達のおかげ。本当に本当に感謝してもしきれない感情が、一人帰る車の中で込みあがって来ました。
 
本当にこの病院に来て、先生に出会ってよかった。
大学病院の空は気持ちと同じで少し晴れ晴れとした感じではなかったけれど、新しい土地に異動され、また多くの患者さんが助けられるんだろうな~と思うと、空も明るく見えますね。いつまでも誠実で真面目な、素敵な先生を忘れないと思います。
ありがとうございました。
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