JOC森会長の性差別発言に対する批判が止まらない。
インターネットを通じてこの情報に食いついている人もいれば、
メディアが誰に対しても、「ひと言」をお願いしている。
私も森さんの発言はあってはならないし、潔く責任を取ってはいかがかと思う。
ダイバーシティ祭典であるオリンピックに相応しくない。
さて。問題はここからだ。
バブル崩壊後、パートナーとの共働き家庭がマジョリティになり、
30年経過して、ようやく日本の多くの人が意識と行動が変わってきた。
ワークライフバランス、ダイバーシティ、働き方改革、新しい生活様式、DX・・・。
然しながら、残念ながら、少数だけれども未だに歴史的文化であった
『男尊女卑』、『性差』ということがネガティブな面で出てきてしまう。
これが『現代の日本』だということを1億3千万人が認識すべきこと。
長の立場でミスを犯した人が責任を取るべきかどうかではなくて、
世界に対して、『私たちは変わってきています。
この様な悲しいニュースが出ない様に、より良い社会作っていきます。』
この様に発信する人がいない。
メディアも評論家も叩いて、叩いて、叩いて排除したがる。
黒人の命が軽視されたニュースを日本人はどう思っただろうか。
許されることではない。我が子だったら気が狂ってしまうだろう。
ただアメリカの僅かな人たちにはまだその文化が残っている。
私は『BLACK LIVES MATTER』のデモ行進に参加した白人の勇気と誠実さ、
そして共に戦おうとしたデモに参加したすべての人、
そして膝をつきデモ隊に敬意を表した警察官をリスペクトした。
今、日本人が、日本人であるが故にすべき行動は、
どの国からも尊敬される国を目指して、
LGBTPQといったマイノリティの人たちも含めて
全ての人たちが安心安全に暮らせる社会を目指すことだろう。
必要ない正義感は捨て去り、
叩くのはやめて、良い社会を作るために立ち上がろう。