目の前で起きていることへの対応に四苦八苦し、
今あるものを守ろうと一生懸命になっている。
こちらの火を消せば、あちらで煙が立ち、
こちらで修復をすれば、どこかで壊れていく。
まだ小さな組織なのに、
成長の途中なのに、日々の奮闘に追われていた。
大切な社員と社員の家族のために仕事をして、
そのために心血を注いできたのだけれども、
どこかで守ってしまったのかもしれない。
守り切るのは、攻めるよりも難しい。
それを痛感した昨年1年間だった。
もう1度、原点に戻ろうと思った。
なぜ、経営者になったのか。
この業界で働くエンジニアの人たちが、
働きやすい会社を作りたかった。
そして今、「働きやすい」から「働きたい」会社へ
進化させていく必要を11年の時を経て求められている。
これまで取り組んできた雇用環境の整備に加えて、
成長機会と雇用条件の改善が必要不可欠な時になった。
・雇用環境(ダイバーシティ、ワークライフバランス)
社員一人ひとりが活躍できるよう、
様な生活環境にある人たちの働く場所を整えること。
・成長機会(人の成長=人財)
個人のスキルが磨かれる仕事を受注できるような努力。
社員の成長が人財となり、次なる営業機会へ発展。
・雇用条件(物心共に豊かに)
営業利益を確保して年収のベースを上げる。
業務の中に教育機会や挑戦機会を作る。
長時間労働ではなく仕事とプライベートが両立される、
そういう職場を求めて11年間経営をしてきたが、
今後は、この3方向の調和が必要。
その実現のために、多くの人に出会い学び、
本を読んで学び、新たなステージで挑戦し続けよう。
2008年、ワークライフバランス推進と言って笑われた。
また、笑われても良いじゃないか。