中学3年生で寮生活をしていた時だった。
3つ上の高校3年生の複数人にリンチを受けた。
暗い部屋で膝の裏に竹刀を挟んで正座させられた。
そこに走り幅跳びの要領で飛んできた人たちが、
両膝の横に飛び出している竹刀の両端を目がけて着地してくる。
ふくらはぎは燃える様に熱を帯び、意識が無くなりそうになった。
倒れる度に、どうやって起こされたかは記憶にないが、
何度も何度もその走り幅跳びは繰り返された。
主犯格は、無抵抗の私の肩に左手を置き、
右手の拳で私の顔面を殴った。
そしてそれも繰り返された。
顔も足も膨れ上がり、寝付くことさえきつかった。
翌朝、打撲などにより発熱し、看護に来た保健室の先生が、
私の様子を見て、すぐにそれは教師に伝えられた。
それから30年の時が経った。
しかし、その人たちを許すことができなかった。
心のどこかで、わだかまりとして残っていた。
長年、孤独に秘めていたことを初めて家内に告白した。
そして先週、遂に許す勇気を持とうと決心した。
もう、水に流そうと。
自分の心の平穏のために。
そう、このブログに記述することで、
人に言えなかったことを情報公開することで、
一切のことを水に流そうと。
そして今日、それを宣言したい。
あなたたちを許します。
どうぞ、今を大切に生きていただきたい。