今年も慰霊の日を迎えた。

教科書に書いてあったので知ってはいたが、
この日の意味を知ったのは、恥ずかしながら40歳を超えてからだった。

夜間は海からは砲撃があり、日中は火炎放射器で畑を焼かれ、
防空壕(ガマ)には油を流されて火をつけられた。

尋常じゃない。
普通の人間には絶対にできない行為だ。

アメリカだけではない。
世界中でキャンプはいつまで必要なのだろう。
人を殺す訓練はいつまで続くのだろう。

日本で地上戦があったのは沖縄県だけ。
そして、一般人だけで10万人の命が奪われた。
実に6人に1人の割合だ。

そして70年経った今、
日本の米軍キャンプの75%は沖縄県にある。

キャンプがなくても平和を維持できる
そういう世界を作るために、
日本政府が世界のリーダーになれないのだろうか。

オバマ大統領がプラハで演説をした様に、
日本政府も世界平和のために発信をし続けて欲しい。

沖縄の海は、世界有数の美しさを誇っている。
サンゴ礁、魚の種類、数、地形、奇跡の海だ。

戦争をして壊すのではなく、自衛のために壊すのでもなく、
ただただ、美しい海を未来に残してほしい。

もう、チカラによる支配の世界から解放しようよ。
誰もが、平和な世の中を望み、
平穏な生活を送りたいと思っているのだから。

手を合わせて、そう祈る。