朝、目が覚めて、三食を美味しくいただいて、
決められた仕事をして、業務後に軽くお酒でも飲んで寝る。
会社の中で目立ちもしないが、そこそこ仕事もしている。
そんな、平和なサラリーマン生活。

危険だ。そんな日々は長く続かない。
大手電子メーカーでは、数千人の早期退職者を募るらしい。
ベンチャー企業だから形式は違えど全役員、全社員が
職を失う可能性もあることを覚悟しなければならない。

『悪いことが突然やってきて、そしてそれは重なる。』
っと感じている人は、仕事で最も恐ろしい『慣れ合い』に
陥っている可能性がある。

昨日まで通れた道だからと言って、今日が安全とは限らない。
先月まで優良顧客だからと言って、今月もそうだとは限らない。
昨年まで黒字経営だとしても、今年は赤字かもしれない。

多くの人は、「それはそうだ」と言うだろう。
だが、そのために覚悟と勇気を持って道を切り拓いている人は少ない。

『過信』『慢心』『油断』『不注意』『不始末』『怠慢』...
どうやったって、人間はこの様なことをする。
けれども、大きく失敗をしない人は切り替えが早い人。

平均の人が3日間油断する局面を3時間。
平均の人が1週間慢心になる局面を1日。

達成感を感じる時間は大切だけれども、
切り替えて次の成長のための準備を始められる人。
例え、それが成長過程に入らない踊り場だとしても。

時間や人の意見に流されずに、信念を持って働く。
そして今日が仕事ができる最後の日であっても、
大丈夫なだけの仕事をして職場を離れる。

明日、新たな仕事ができるように。