新年度となる9月に向けて事業計画を練っている。
その中でも、新年度の人事計画のために何冊かの本を読んだ。

2005年、当時、私は高校の同級生が経営する会社にいた。
彼に私はこう質問した。
「お勧めの図書があれば教えて欲しい」

彼は快く教えてくれた。
その本は、トム・ケリーの「イノベーションの達人!」だった。
私は早速、読んたが、現実と本を結び付けられなかった。
もっと言ってしまえば、非現実的な気がした。

あれから10年経って、会社を構成する人物たちについて、
考え始めた時、この本に再会した。
全く異なる本の様に感じた。
今の当社の現状を鑑みて自分なりに10の人財を考えた。

何度もメモを取りながら、現存社員の存在や役割を想定し、
更に、新年度にどの様な人財を求人のターゲットにするべきか、
中期計画を練りながら、おぼろげながら見えてきた。

話は変わり、先日、その同級生と通った学校を訪れた。
JUN SKY WALKER(S)というロックバンドを聴きに。
ボーカルは寮生活の一時期、部屋の室長だった人。
生のサウンドとの再会は、実に20年くらいだった。

弾けるロックのチカラ強さと勢い、
ピュアな歌詞は、逆に新鮮に映った。
時間が逆流したかのように、あの頃に戻って楽しんだ。
何人もの先輩や同級生とも再会できた。

そして、また話は変わるのだが、
先週、高校1年生になるサッカーの教え子2人と
偶然、コンビニで再会した。
今でも、きちんと立ち止まり足を揃えて挨拶してくれた。

中学は別々の道を進んだが、高校でまた同じチームに
所属したと報告を受けた。
輝く青春時代を過ごす少年たちが眩しかった。

心の奥のどこかで、懐かしい日々を欲していたのかもしれない。
この3つの再会は、小学校の卒業時に親父が贈ってくれた
言葉を思い出させてくれた。

「時には立ち止まって、後ろを振り返りなさい。」
私の猪突猛進ぶりを懸念して卒業文集に書いてくれた言葉。

それも再会か。