お客様から依頼されてきたシステム開発が
あと1ヶ月でプロジェクトチームが1/3に縮小し、
来春は更に縮小して保守作業へと移行していく。

1年目、プロジェクトは火を噴いた。
メンバーの時間外作業時間が80時間を超えた時もあった。
障害対応のために、朝1の新幹線でユーザ企業まで、
出向いたこともあった。

最初のご契約から2年が経過しようとしている。
夏のお祭りに人が集い、屋台では威勢の良い声が飛び交う。
想定以上に大規模になり、社外からもご支援いただいた。

汗をかき、多少の失敗もありながら、
ここまでプロジェクトを率いたマネージャーに感謝し、
そして労をねぎらいたい。

始まりはたいていの場合、
受注に盛り上がり、成功への意欲が湧いているが、
ご発注いただいた内容で納められるか、いよいよ大詰めだ。

どこか夏のお祭りの後片付けの様な、
少し寂しげで、肌寒い夜風に吹かれている様な気分でもある。
しかし気を緩めずに最後まで真摯に対応したい。

企業としても第一幕が終焉を迎え変化していくことになる。
今はまだ明確なラインは引けないが、数年後に振り返った時、
今が分岐点になっているだろうという実感がある。

始まりがあるものには、全て終わりがある。
大切なことは、最後の1日まで、最後の1時間まで、
メンバーとして最善を尽くすことだ。

終わり方とは将来の可能性を広げることなのだから。