お団子サッカーを卒業しようとしている子どもたちへ、
「味方との距離」と言う話を最近よくしている。
ドリブルで近寄ってきた味方のボールを奪う子がいるからだ。

カタカナで言えば、オフザボールの動きなのだが、
距離を選択することによってボールを持っている選手が、
パス、ドリブル、シュートを選択することができる。

私は偉そうにせず、素の自分で社員と接してきたつもりが、
相手は 代表者の私との距離が近いために恐怖に似た感覚を
持たれてしまった。私が距離感を間違えてしまった。

それは、味方のボールを奪ってしまった子どもに似ている。
休日にリーダーと電話をしていた時に、
それを指摘され、ハッとした。

気付かせてくれた人たちに感謝している。
このタイミングに勇気を出して伝えてくれた。
本当にありがとう。

私は社員との距離が近過ぎたと反省した。
社員数が20名を越し、年齢差が25歳となってくれば、
当然のことなのだろう。

社員のため、会社のためと思っていたことが、
逆に委縮させてしまったのかもしれない。

通常は一定の距離感を保ちつつ、
時に挑戦してもらうために距離を置き、
時に励ますために近くに寄る。

そのためにリーダーたちとは、
もっと近い距離で仕事をしていく必要がある。

空をぼんやりと見上げた。
地球と月の距離はいつも同じなのだろうか。
それとも軌道によっては、近寄る時もあるのだろうか。

なんとも難問だ。
今夜はお一人様だな。