結果を出すと、すぐに次の結果が求められてしまうことがある。
しかしベストを尽くし、最大限の努力をして、
結果を出した後は、緊張を緩めることも大切。

成長するためには、階段の踊り場的な時間も必要だと。
出せた結果は、既に過去。
そう理解するための時間なのかもしれない。

また1から期限を切って計画を練る。
先人から知恵を受け、書物から知識を得て、
成し遂げたいことがなんなのか熟慮すれば良い。

昨年、2年生の子どもたちが地域の大会で3位になった。
嬉しそうに銅メダルを首に掲げ、
サポーター(親御さん)たちにも喜んでいただいた。

しかし、今年はまた我慢の年になる可能性が高い。
次のステージに上がり戦うということは、
昨年より成長できて始めて戦うことができる。

昨年できていたことを礎にするわけだが、
当事者たちにそれを過去の成功と理解させ、
次なるチャレンジへ向かわせることは容易なことではない。

そこで大切なことは、指導者や管理者が、
「目指すものを見誤らない」ということだ。
チームの個性に合った練習を選択し戦術を練ること。

選手を奮起させること、楽しんでもらうこと、
安心してもらうこと、成長させていくこと、
規律(ルール)を守らせること、
挨拶を含めたコミュニケーション能力を上げること。

そういった過程を踏まえないと、
自ら考えて行動を起こせる選手にならない。
言動に責任を持ち、覚悟を持つ社員に育たない。

一人ひとりの個性を組み立てて、1つ1つ結果を残していく。
サッカー指導と会社経営は実に似ている。

日本は、どうして経済大国になれたのか、
日本サッカーが20年で成長できたのか、
一番の武器は、辛抱なのかもしれない。

苦しくても諦めず、最後まで挑戦し続ける。
それが日本人のDNAなのかもしれない。

8月末に決算を迎え、2年前と比較すると
2倍超の売上を達成する見込。
しかし、それでも今年の目標値には到達できない。

各リーダーと反省すべき点を共有して、
9月以降の戦術を練り計画を立てていく。
まだまだ辛抱は続き、成し遂げる覚悟が必要だ。