『40歳になったら顔に責任を持て』
言わずと知れた、アメリカ第16代大統領、
エイブラハム・リンカーンの言葉だ。

色々な解釈があるが、
私は3つの意味があると考えている。

◆1つは、40年間の『生き様』が顔に映し出される。

いつも感謝して、誠実に生きている人の顔は、
晴れ晴れとしていて、謙虚でかつ自信に溢れている。

何にも臆することなく、卑屈になることもなく、
人生を楽しみ、挑戦し、そして学んでいる。
その様な人と接していると実に気持ちが良い。

◆2つ目は、自分の言動に責任を持つこと。

20歳の頃に比べれば『自由』が増える。
増えた自由をどのように使うかは、
その人、それぞれで構わない。

しかし、どの様な立場や役回りであっても、
その場その時に自らが発した言葉や行動に責任を持ち、
立ち塞がる課題を乗り越えられる強さや、
リーダーシップを持つべきなのだと。

◆3つ目は、実績を未来へつなぐこと。

自分が積み上げてきたことを次世代に伝えていく。
顔、それがその人自身であるということ。
企業の顔、チームの顔、色々な言い方がある。
先日記述した、意志を継承していくことに近い感覚だ。

あなたは、誰ですか?
何のために生きているのですか?
やり遂げたいことは、なんですか?

子どもの頃から積み重ねてきたあらゆることを
自身の責任下でコントロールできること。

それが、40歳という年齢に相応しい生き方。
それが、社会の中で『顔に責任を持つ』ということ。

生きるって、たいへんだな。
でも生きているって実感したい。
それが、人生を豊かにしてくれるから。