20歳の頃から少年サッカーの指導に携わらせていただいている。
多くのことを子供たちから学ばせてもらってきたが、
任せるということも、その1つである。

サッカーという競技は試合が始まると、
殆どのことは、選手に任せなければならない。
指導者が試合でできることは限られている。

しかし残念ながら、指導の勉強をしていないために、
試合をコントロールしたがる指導者もいる。
取り乱して怒鳴りつける指導者も時折、見かける。

日本社会はどうだろう。
マネジメントの勉強をしないまま年功序列で
管理職に就いている人がいるかもしれない。

自分でやった方が早くて品質が良いために、
部下に任せられない人がいるかもしれない。

部下に任せたはずが、口を出し、手を出し、
結局、その人のオリジナリティやクリエイティブな部分を
消してしまっている人もいるだろう。

それでは、今の若い人に伝わらない。
それでは、部下は成長しない。

任せられないと判断した時は、任せないという決断を即時にする。
また指導すれば良い話で、感情的になる必要もない。

サッカーで言えば、選手交代である。
交代してもチームの一員であることは変わらない。
また、次の出場機会を設ければ良い話だ。

「任せる」とは「見守る」こと。
特に男子と男性は、ある程度の時間をかけて、
あまり干渉せずに、経過を観察することが大切だと考えている。

また来週から、任せて試し合う(試合)日々が始まる。