68回目の終戦記念日を迎えた。
私の両親は、昭和一桁の生まれのため、
幼いころから戦争の話をよく聞かされた。

特に母は、新宿近郊で生まれ育ち、
戦中に母親と弟を亡くし、
疎開先で厳しい生活を送り、
焼野原となった戦後の苦しい生活について、
何度となく話を聞かされた。

母の話の最後はいつも
「戦争はしてはいけない。」

憲法を改正しても、
自衛隊を軍隊にしても、

「戦争はしてはいけない」

靖国神社を参拝しても、
外交で理解し合えなくても、

「戦争はしてはいけない」

植民地政策からアジア各国を解放したのも日本人。
満州を中国から引き離し植民地にしたのも日本人。

でも、どんな理由があっても、
「戦争はしてはいけない」

戦争を放棄した唯一の国。
保守もリベラルも、関係ない。

ただ、それだけは継いでいく。
国民が真摯に振り返る1日であって欲しい。