人がこの世に生を受けてから今日まで、
それぞれがそれぞれの環境下で生活をし、
影響を受け、人間形成に深く関係している。

人によっては、その環境を理由に卑下したり、
人の環境を羨んだり、妬んだり、
自分の子供に、最善の環境を整えようと努力したり、
定年後の自分の環境を今から準備している人もいる。

生活していく環境がある、仕事をする環境がある、
スポーツを楽しめる環境がある、遊ぶ環境がある、
日常的に当たり前と思いがちだが、なければ生活していけない。
環境とはそれぐらい私たちに密接した大切なものだ。

この業界で6年前に「働く環境づくり」と唱えた時、
私は1人だった。
誰も振り返りもせず、親しい友人でさえ、
「できれば理想だけど、無理だよ」と。

しかし、私は私の思いを理解し賛同してくれた人のみ採用した。
小さいながら楽しい会社が、一歩ずつ前に進み、
僅かながら社会に貢献し、幸せな時間を重ねてきた。

そうしているうちに世界同時不況という時代に突入し、
若年層の雇用機会や定着率向上、また企業内の教育などが、
日本社会の課題になり、阿倍総理が産後の復職を
後押しする様な発言をするようにまでなった。

明日、東京都庁で私たちが大切に積み上げた6年の実績を胸に、
「働く環境づくり」についてプレゼンをする。

競合先は、この業界に限らず多数いるとのこと。
挑戦する人が増えたという安堵もあり、なんとも言えない気分だが、
とにもかくにも与えられた時間は僅か15分。

東京都の支援が下りなくても、7月から産後の復職者や
来年4月に入社してくる新卒社員と共に事業を進めると
現在いる社員にも伝えているので、自信を持って挑みたいと思う。

思いが届きますように。