今日、新人営業の伊藤が当社にとって、
良い話を新規開拓先からもらってきた。

ところが、
その企業は私たちのビジネスパートナーのお取引先だった。
私たちはそのパートナーにたいへんよくして頂いている。

と同時に、
私は彼女に結果をつけさせてあげたかったこともあり、
どうしようかと、少し迷った。

「損か得ではなく、正か誤で判断する。」

やんちゃで馬鹿をしていた頃に、たいへんお世話になった
桜井章一会長の言葉を、20年来の友人がブログに掲載していた。
厳しい顔をされて、私を見つめる顔が目に浮かんだ。

「やめよう」

すぐにパートナーの担当営業に電話をして事情を全て話した。
間に合って良かった。心から安堵した。

あの頃は、仰っていた意味の半分も理解できなかった。
言葉を咀嚼できないために行動に移せなかった。

学校の先生の言葉も、創立者の本の意味も、
何年も何十年も経過して、今の私に生きてくる。

教育とは人間形成そのもの。
親に先生に会長に、そして今日載せてくれた友人に感謝。
清々しい気持ちで週末を迎えられそうと
一人笑顔で仕事をしていたら、また不思議なもので、
古い友人が私の会社に立ち寄ってくれて食事に誘われた。

ありがとう。
ありがとうございます。

皆さんも良い週末をお過ごし下さい。