円安と日本の通貨政策をわかりやすく解説! | 繋ぐ!繋げる!!れおくん

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こんにちは!今日は、少し難しそうな「円安と日本の通貨政策」について、初心者の方にもわかりやすく解説してみます。

投資に興味があるけれど専門用語が多くて困っているという方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

為替介入と円安の関係

為替介入ってなに? 為替介入とは、日本政府が円を売ってドルを買う操作のことです。

これにより、円の価値を下げて(円安にして)日本の輸出を助けます。特に1990年代には、

この為替介入が大きな効果を上げました。

 

1995年の成功例 1995年に、日本は大規模な為替介入を行い、円高を止めることに成功しました。

このとき、日銀は市場に供給した円を回収しない「非不胎化型介入」という方法を使いました。

結果的に、円高が終わり、円安が進行しました。

この成功は、日米の通貨供給速度の違いが為替相場に影響を与えるという考えに基づいています。

現在の問題点

制度の問題 日本では、通貨管理の責任は財務省にあり、日銀は為替政策には直接関与していません。

このため、財務省と日銀の政策が一致しないことがあります。例えば、円安が日本の物価に与える影響について

、日銀総裁が発言したことが市場に混乱をもたらしたことがありました。

 

円安とインフレのリスク 円安が進むと、輸入品の価格が上がり、日本の物価も上昇します。

こうして、円安と物価上昇が互いに影響し合い、「円安と物価上昇の悪循環」に陥るリスクがあります。

特に、国際的なインフレ圧力が強まる中で、日本の金融政策の効果が限定的であることが問題です。

解決策の提案

米国型制度への転換 この問題を解決するためには、米国のように、財務省と日銀が共同で通貨管理を行う制度に

移行することが有効です。米国では、通貨管理の権限は財務省とFRB(連邦準備制度)が共同で持っています。

これにより、通貨政策と金融政策が一貫して実行されます。しかし、日本でこの制度に移行するには、財務省が

自らの権限を手放す必要があり、実現は簡単ではありません。

まとめ

日本の通貨政策を理解することは、投資をする上でとても重要です。為替介入と円安の歴史を知ることで、

現在の問題点とその解決策について理解が深まります。今後の経済動向を見据えて、適切な投資判断を行うためには、

専門家の意見を参考にすることも大切です。

初心者の方も、このような基礎知識を身につけることで、より自信を持って投資活動に取り組めるようになります。

これからも、わかりやすく経済や投資の情報をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします!

それでは、次回の記事でお会いしましょう!