前回は、老後の生活資金について家計などに関するデータを紹介しました。
今回は、病気やケガをした際の入院に関するデータをご紹介します。
●平均入院日数
「患者調査」（令和2年）をもとに、傷病別の平均入院日数をみてみましょう。
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの「脳血管疾患」は入院日数が長い傾向にあり、平均77.4日でした。
その他、「結核」（59.5日）、「高血圧性疾患」（47.6日）、「骨折」（38.5日）、「肺炎」（38.0日）、「糖尿病」（30.6日）なども1カ月を超える平均入院日数となっています。
◇入院した場合、入院日数は何日くらい？はこちらから◇
⇒ https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1212.html?lid=mm465
●入院費用
入院費用はどれくらいかかるのでしょうか。
当センターの「生活保障に関する調査」（2022年度）によると、入院時に実際に支払った費用（治療費・食事代・差額ベッド代などを含む）の平均額は19.8万円となっています※。
最も割合が高いのは「10～20万円未満」の33.7%で、「100万円以上」の高額な費用負担をした割合は3.0％でした。
※過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人のデータ。
高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額。
◇入院したときにかかる費用はどれくらい？はこちらから◇
⇒ https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1211.html?lid=mm465
●差額ベッド代
入院すると通常は6人部屋などの大部屋になりますが、条件の良い病室を希望して個室などを利用する場合は、大部屋との差額料金（差額ベッド代）が発生し、差額ベッド代は全額自己負担となります。
差額ベッド代については、全体の平均額（1人部屋～4人部屋の平均額）は6,620円／日です。
1人部屋の差額ベッド代の平均額は最も高く8,322円／日となっています。
＜中央社会保険医療協議会資料「主な選定療養に係る報告状況（令和5年7月5日）」＞
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今回紹介した内容は「ライフプラン情報ブック」（2024年1月改訂版）の一部です。
本冊子は、生活設計を考えるうえで、基本的な考え方や参考情報をまとめています。
結婚、教育、住宅、資産形成などの生活課題や生活保障に関するデータが満載です。
ぜひご一読ください。
◇「ライフプラン情報ブック」の詳細はこちらから◇
⇒ https://www.jili.or.jp/press/2024/9436.html?lid=mm465
◇「ライフプラン情報ブック」のご購入はこちらから◇
⇒ https://www.jili.or.jp/buy/entry/consumer.html?lid=mm465
◆発行：公益財団法人 生命保険文化センター
⇒ https://www.jili.or.jp/?lid=mm465