メタリカ発けんこ号の旅‥その5 | THERE WAS A TIME

クィーン駅のホームで駅弁を買ってると
黄色いシャツを着た子犬(え?)が寄ってきた


(じぇ~)なんだこの犬‥黄色いシャツなんて着やがって
     まてよ?このコキタナイ犬どっかでみたぞ?
     口の周りが黒いのにも覚えがあるぞ?
 

言わせてほしいの‥

 
    
(けんこ)何言ってるのよぉ~かあ~いいぢゃん
     おばっ、おねぇ~ちゃんと一緒にくる?
     てかなんで黄色いシャツ着てるんでちゅかぁ?
     黄色しゅきなの? て‥犬って色盲だっけ?

     ここで役に立たない豆知識コーナー
     佐治も実は色盲なり‥そのせいで
     パイロットになる夢を諦めたそうな


と‥


黄色いシャツのかわいい子犬(もういいよ‥)
が突然現れたせいで
一気に佐治モードに突入してしまう


フレディといえば
もう佐治抜きでは考えられない‥
それ程追悼ライブでのパフォーマンスは
凄いとしか言いようがないくらい凄かった
(表現力に乏しいところはスルーしてね)


子供の頃から憧れ尊敬するフレディを
エイズで亡くし

そのフレディの追悼ライブで
彼と同じ病魔に侵され
彼と同じ場所へ旅立ってしまうであろう
最愛のパートナーが客席から見守る中
ステージに立つ佐治


佐治がそんな状況にあることなど
当時は知る由もなく‥


この事実を知ったのは
ドキュメンタリー映画をみたときだった
以来見る機会もなく、記憶もあやふやなのだけど


「最後までよく持ちこたえたと思う」


確か、そう語っていたように記憶している


あのライブでのパフォーマンスが
佐治のそれまでのパフォーマンスの中で
どうして群を抜いて際立っていたのか
謎がとけた瞬間だった


と同時に、もう2度と
あのライブを越えるようなパフォーマンスに
巡り合うことはないんだろうな‥
そう思った瞬間でもあった





このときのライブが収録された
アルバム "Five Live"


収益はエイズ撲滅基金でもある
「Mercury Phoenix Trust」に寄付された


当時プロモーションに関わる活動を一切行わず
PV出演も、取材も全て拒否していた佐治


自分のアルバムのプロモーションはしなくても
このアルバムの為に、MTVのインタビューに応じた程
その売上に力を注いでいた(はず?)


けんこもお気に入りのアルバムだし
棺おけに入れてもらって
あちらの世界でも聴き続ける気満々‥ぷっ


そんなけんこ的名盤なのにっ


海外での事情は解らないけれど
日本ではどうやら廃盤になってるらすい‥
うそだぁ~~信じられにゃい‥
生産中止だなんて‥_| ̄|○


言わせてほしいの‥-Five Live


クィーンのロゴのうえに
憧れのクィーンと並ぶ自分の名前をみて
感動したと嬉しげに語っていた佐治
(軽く10年以上前のことだけど‥)


当時このアルバムの制作をしていたとき
飛行機での移動中、夢の中で
"Dear Friends" がうかんだと‥

Queen - Dear Friends (official Lyric Video)

 

夢から覚めたとき
歌詞もこのアルバムの内容にぴったりだし
フレディが歌うこの曲でアルバムを締めれば
最高のものになるに違いない
とひらめいた佐治


帰ったら "SHEER HEART ATTACK "
を探そうと思っていざ自宅に戻ってみると


いつもはそこに飾っていないはずの
"SHEER HEART ATTACK " が
階段の壁に立てかけてあったらしひ‥


言わせてほしいの‥-SHEER HEART ATTACK