『チェ 39歳別れの手紙』
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:ピーター・バックマン
「チェ 39歳別れの手紙」を観て来ました。前編を観ましたので、後編も
楽しみに観て来ました。感想は、チェ・ゲバラという人物について淡々
と物語が流れていくとういう感じでした。前編が陽とすると、後編は陰で
す。前後編2部作ではなく、シングルでも良かったのかなとも思いました。
前編の最後に後編での舞台となるボリビアでの活動内容を、テロップで
流して.....。
ただ、何故ボリビアでは成功しなかったのかということを前編と比較する
と、とても理解することが出来ました。
前後編を通じて出てくる言葉「士気」が、この映画、チェ・ゲバラという人
物を象徴していると思います。
人を能動的に心から動かすというところに、今もなお忘れられない人物
として、歴史に刻まれているのではないでしょうか。
キューバ革命という名前は知っていたのですが、実際どういうこと?と言
われると戸惑っていたのですが、この映画を観て少し理解を深めること
が出来ました。
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『20世紀少年/第2章』
監督:堤幸彦
脚本:長崎尚志、渡辺雄介
「20世紀少年/第2章」を観て来ました。個人的には、娯楽大作ということで
十分楽しめました。観客の反応は、原作を知っている方々にとっては、少し
物足りなさを感じていた様子です。私は、原作を全く知らないので、面白かっ
たですが。
原作が、漫画という映像なので、実写という映像に再現することに限界があ
るのではないでしょうか。個々人のイメージが既に頭の中で出来上がって
しまっていると思うので。
全3部作はちょっと長い、引っ張りすぎのような気がしますが.....。
第1作よりは、楽しさという点では劣りましたが、最終章に向けての物語とし
ては、新キャラクターも出てきましたし、まあまあ楽しかったです。
この映画は、キャスト陣がとてもバラエティに富んでて、演技力もあり、映
画を面白くさせています。
ただ、感じるに第2章の主人公「カンナ」役の平愛梨さんの演技がちょっと浮
いているように思います。他の方々の演技力がうま過ぎるからなのかもしれ
ません。
カンナと同級生役で「木南晴夏」役の小泉響子さんの演技はうまかったです。
最終章は、楽しみです。
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『誰も守ってくれない』
監督:君塚良一
脚本:君塚良一、鈴木智
「誰も守ってくれない」を観て来ました。モントリオール国際世界映画祭最優
秀脚本賞を受賞した映画を観たいという動機で観ました。感想は、題材が
難し過ぎて良い悪いを評価できないのが実感でした。題材が難しいというの
は、この映画で題材にしている問題は、多分いままでタブー視されてきた題
材なのではないか思います。立場によって見方が変わるので。しっかりとし
た脚本を作らなければ、社会的にも映画的にも受け入れられないのではな
いでしょうか。その点で賞を獲ったのでしょう。社会的に鋭い題材の為、賛否
両論の映画だと思います。
映像的には、臨場感を出す為にハンディカメラタッチで画面が揺れ動くシー
ンがあるのですが、ちょっと目が疲れます。他には、インターネットの映像を
過度に強調し過ぎかなとも思いました。
興業的には、フジテレビが制作ということで、テレビで「誰も守れない」を放送
していましたが、その内容がつながっていたので映画の価値を下げてしまっ
てちょっと残念でした。(映画の事件4ヶ月前の設定)
松田龍平さんが、良い味を出していました。結構ああいう社会を斜に構えて
いる役柄に惹かれます。これからも楽しみな俳優さんです。佐藤浩市さんと
松田龍平さんの刑事コンビは、面白いかも!
とても重厚な社会派映画でした。
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