在宅緩和ケア 家族の出来ること -5ページ目

在宅緩和ケア 家族の出来ること

突然の父のガン発覚。
家族がこれからやれる事って何だろう。

抗がん剤治療の前に、一度外泊が出来た。
初めてこの地を訪れた兄にいろいろみせたかったようで、嬉しそうだったな。
親戚も訪れてくれたり、食べたいものをたくさん食べて久々の四人揃った家族団欒。
嬉しかっただろう。もっと早く、元気なうちに集まれたら良かったね・・・


そしていよいよ抗がん剤治療が始まった。
5日やったら3週間休む。

いまは吐き気を強力に抑える薬があるとのこと。
吐き気はあるものの実際に吐いてしまうと言うことはなかった。
だだ体がだるく、辛そうで見ているのも辛かった。

体調が落ち着いた時に、二回目の外泊。
やはり家がいいね。


しかし一回目の抗がん剤はまったく効果がなく、違う抗がん剤に替えてみることになった。

兄がもう少しこちらに残れることになり、私はここで一ヶ月以上休んでしまった職場に一度復帰して様子をみることに。
帰るときに空港で父が
「長いこと仕事を休ませてしまって本当に申し訳なかったね」と頭を下げた。

やめてよ・・・
お父さんが娘に頭なんか下げなくていい。
本当は心配で心配で離れたくないのに。
飛行機の中で涙が止まらず、ずっと泣いてしまった。


そして父ときちんとした会話ができたのはこれが最後だったように思う。

私が次に戻ってきたのは遅すぎた。