その日は朝からキッチンの担当でした。
午前中のお客さんを送り出し、ランチの準備をしていたんです。
中国人の旅行関係者がカメラマンと来ていて、香港のパンフレットに使う写真をとっていました。
ここではATVという四輪バイクのツアーもやっています。
カメラマンは四輪バイクのツアー客を遠ーくから撮りました。
顔も分からない状態です。
すると何だかトラブル発生…
四輪バイクツアーの中に、日本の女優と旦那さんがホリデイで来ていたのです。
女優さんは勝手に写真を撮られては困る、事務所を通せ!とカンカンでした。
いや、別に貴女を写したかったわけじゃないんですよね…。
てかアナタ。女優、女優って騒いでるけどいったい誰?(TДT)
日本人スタッフも、誰も分からないのです。
「いいからフィルム取り返してよ!」
(`□´)ウガァ!!
女優がブリブリ怒っています。
とにかく凄い剣幕でした(>_<)
うちのボス、オージーマイケルは
「OK、OK君達がツアーから戻って来るまでに取り返すから!」
と、約束したらしいんです。
確かにしたらしいんですよ。あの人。
女優は約束に満足して、ツアーに戻って行きました。
恐ろしいのはここから…
あれ?
いつの間にか、中国人の撮影隊が帰っちゃいましたよ??
いいの?
いいの?(>_< )( >_<)
そこへご機嫌で女優がATVを満喫して帰ってきました。
「楽しかったわ~(^-^)で、フィルムは?」
「あ、忘れてた」
ボスーっ!私たちのボスーっ!!(TДT)
女優の表情がみるみる変わりました
(^-^)→(`o´)→(`ω´♯)
「ちょっと、どういうことなのよっ!アナタ訳しなさいよ!」
この日、たまたまキッチン担当で、この事件に無縁だったはずの私が呼び出され、通訳役にされました(TДT)
なんで私なのよ~(T-T)
「ねぇ、アナタ分かってるの?私は観光局に招かれて今回来てるのよ?こんな所、訴えるのは簡単なのよ。アナタ。」
「はい、申し訳ありません…。」
「どうするのよ、取り返しなさいよ!フィルム!」
ボス「知らねぇよ、もう帰っちゃったしさ~。くだらないなぁ。」
約束、したんですよね?…ボス?
女優「ブリブリブリ(-_-#)」
「日本の女優だか何だかしらねぇけどさ、俺こんなわがままな奴知らねぇよ。」
…ボス?わがままなのはどちらなんでしょう?
私もこの人知りません。
てかそんな言い草、訳せませんっっ(;ε;)
女優「ちょっとアナタっ!ブリブリブリ(-_-メ)」
た~す~け~て~(TДT)
最終的には、我がボスが女優の剣幕にキレて、どこかへ行っちゃったんですよ…!!
ありえない。ありえないよ、バカオージー!!!
(w゜□゜)w
ボースぅぅー!!(゜Д゜;)
これ、どうやっておさめたらいいんですか??
コラ!日本人スタッフ、手伝えっ(-_-#)
日本人一人追加、二人で並んで謝りました。
「ブリブリブリブリ(-_-メ)」
「本当に申し訳ないです(T-T)」
「ブリブリブリブリ(-_-メ)」
「ごもっともです(T-T)」
「ブリブリブリブリ(-_-)」
「本当にオージーって言うのはいい加減で…」
「ブリブリ(-д-)…まぁ…アナタに怒ってもしょうがないわよね。」
「いえいえ、本当にこの度はうちのボスがいい加減で申し訳ございませんでした(T-T)」
「ブリっ。もういいわっっ。あら、アナタの作ったホットサンド、美味しいじゃない(^-^)」
女優は、なんとかご機嫌をなおしてくれました。
「でも、観光局には報告しますからねっ。」
と、最後に捨て台詞をはいてお帰りになりました…
ボス、どこへ消えたんですか?
私たち40分もブリブリされました。
ボス、どこへ…(TДT)
うちのボスはアバウトな人で、オージーゆえなのか、いえ、やはりオージーだからっ!!あまりアテになりません…。
ちなみにこの女優さん。
ツアー申し込みのサインをみたら、聞いた事のある名前でした。
でもその時はあまり分からず…。
化粧してないと分かりませんよ…(;ε;)
日本に帰国後ドラマを見ていたら、あのブリブリ顔が(>д<)!!
結構な大御所の粋に入るかもしれません、この女優。
ぎゃー。怖いよー。
ごめんなさぁぁい(TДT)
いまだに条件反射でうつむいて、緊張してしまう私です。