メンバーインタビュー!
毎週金曜日更新!
先週のVol.3の続きです。
 
小池と岡本のトークも最終回!
あの大御所に喧嘩(⁉)をうりつつ
ちょっと具体的な演技のお話
そして11月のドラマトライアルで上演予定
「楽屋ー流れさるものはやがてなつかしきー」
のエピソードも!
 
どうぞお楽しみください。
 
 
 
 

メンバーインタビュー

小池恵理子×岡本 弦 Vol.4

 
 
岡本 美輪さん※のやつみました?
※美輪明宏氏演出・出演で上演されていた卒塔婆小町
 
小池 見たよ見た。どうだった?
 
岡本 いや・・・つまんなかったんですけど。
 
ただ、舞台がおっきいじゃないですか。
あそこで、今Prayersがやってる
あれをやっても
やっぱつまんないだろうなって思った。
 
小池 つまんないかな?
 
岡本 芝居がちっちゃいですね、たぶん。
やっぱおっきい舞台だから、
動き回ったりとかさ、
大げさなことしてたのかなとって思ったし。
 
でもあれみたあとが
一番モチベーション高かった。
 
小池 えー、マジで??そうなんだ。
 
岡本 いやあんなんダメだと思ってたから俺は。
だったらもっと面白いのやりたいなって。
気合がはいった。
 
小池 さっきゲンさんがいってた、
Prayersがあそこでやっても面白くないってのは、
お客さんに伝わるようにしなきゃいけないよねって話だよね。
 
岡本 そうそう。
今あのちっちゃいベンチで
二人で並んで座ってるのをそのままもってったら
面白くないかなって。
じゃあどうしたら面白くなるかなって思いますけど。
 
 
小池 やっぱわかりやすくしていかなきゃなのかねえ?
 
岡本 俺の最近の個人的なテーマはサービス精神です
 
小池 えーなにそれ!
全然サービスされてない!(笑)
 
岡本 いや芝居でですよ(笑)
面白くやりたいなって
 
小池 お客さんに対して?
 
岡本 笑ってもらいたいなって。 
 
小池 なんかさ、よくともさんが
「結果を求めるな」みたいなこというじゃん。
 
今目の前のやるべきことをやるのみで
お客さんの反応とかの結果を求めようとしたらダメって。
 
でもその気持ちって、
モチベーションとつながるじゃん?
 
だから大事だなって思った。
 
でもこないだトモさんにモチベーションの話したら、
「モチベーションでどうこうなってたらプロじゃないだろ」
みたいなこと言われたけど(笑
 
岡本 メソッドがあるっていうのは、
そこなんじゃないすか?
 
モチベーションが低かろうが高かろうが
いい芝居ができるためのメソッドを探してるわけだから。
 
だからモチベーションは関係ないんじゃないすか?
 
 
小池 自分が違うじゃん?
モチベーションあるとないじゃ
 
岡本 そこはもう自分でやるしかないんじゃん?
低くてもいい芝居しないといけないわけじゃん。
お客さんには関係ないから。
 
その時に色々武器があるといんじゃない?と思うけど
 
小池 ほんと芝居やりやすくなった。
トモさんにメソッド教えてもらって。
ほんとに。もうねえ、なんか
 
岡本 何が違うんですか?
 
小池 モチベーションが低い時でも、
「今日はこれひっかかんないからあれやろ」とか。
武器が増えたね。
 
前はさ、モチベーションが低いと、
何もない!空っぽ!みたいな感じで。
でもモチベーションが高いと、
なんか感情がわいてきて0
みたいな感じでやってて。
 
 
岡本 で、自分も楽しい?
 
小池 そうそう!
でもモチベーションが低い時は、
ただセリフ言ってるだけみたいになってたね。
 
やっぱりつらかった!
芝居やるのが。
 
もうなんか、わかんないんだもん、
どうやっていいか。
もう常に不安みたいな感じだったなあ
 
岡本 楽しくないよねそれ
 
小池 うん。なんでやってたんだろう(笑)
 
でも、あれだよね。
すごいたまに繋がったりする時があって・・・
やっぱ楽しかったんだよなあ。
だから続けてたんだと思う
 
 
岡本 モチベーションと技術はやっぱ、別なんじゃない?

小池 まあね・・・
でもね、私モチベーションが高い時に
芝居に反映されると思ってたわけよ。
今までそうだったから。
 
メソッド以前の時にやってた時は、
モチベーションが高い方がすごいよかったんだけど、
技術を得ちゃうと、
どっちも変わんないんだなって思った(笑)
 
この前すごいモチベーション高い状態でやって、
「かわんねーよ」って言われたから。
あれは衝撃的だったなー
 
岡本 ・・・いやそれ気にしないでいんじゃないっすか?
 
小池 いや気にするよ!
ここちょっとあの、探っていかないと!
 
 
ーーーー「卒塔婆小町」の、
“例のシーン”は、どうやってるんですか?
 
 
岡本 変わるとこ?でもあれ適当でしょ?
 
小池 あー、あれは声。
完全に声だし、
言われたことをとりあえず
そのままやってるのはある(笑)
 
 
ーーーー卒塔婆小町でお客さんが
一番衝撃受けるのは結構あのシーンでしょ?
 
 
岡本 そうなんだよなー。
だからあのシーンに勝ちたいんだよ俺。
 
小池 詩人も変わるとこあるじゃん。
 
岡本 ね。なんとかしたいよねほんとに。
 
でも、すごいよね声。
 
小池 いや声ね。
もうさあ、なんか、
声がキャラクターを呼ぶなって言うのを会得した。
 
卒塔婆小町でやってよかったなって思うのは、
キャラクターの勉強になったことだね。
 
蜜の味とかは自分自身に近いとこでやってて。
とりあえず戯曲クラスで習うような基本・・・
目的・行動・課題!みたいな感じで。
 
それが勉強になったけど、
卒塔婆小町はキャラクターの勉強になったな。
 
 
なんか声にやっぱ反応するなって思ったね。
 
岡本 最近ちょっとでも安定しなくなってきたでしょ?
 
小池 私?え、どこ?声?
 
岡本 老婆。
 
小池 ああ。
今ね、行動と課題に重点おいてるから、
稽古ではゆるめてんの、キャラクター。
 
岡本 大変だよね
 
小池 ねー。
意識することがさあ、ありすぎるよね。
 
え、やればいいじゃん、キャラクター。
前半であの気持ち悪いやつ(笑)。
 
あ、やってたね?最初ね?
 
岡本 一番最初ね。
 
小池 一番最初、
オタクのキャラクターでやってたよね。
 
 
そうだそうだ。懐かしいな。
 
岡本 次(※)もう一回そこチャレンジ。
※このインタビューは9月の公演以前に収録したものです
 
前はそれやって、
ぶつかり合いが弱いから、
ちょっとこれはつまんないねって
言われちゃったから。
 
今の転換する感じで
あれができたらいいなって
 
小池 えーできるよ、きっと。

岡本 そこはちょっと、チャレンジしましょ。
 
え、蜜の味は行動課題で、
卒塔婆はキャラクターで、楽屋は?
 
小池 楽屋ねー、今模索中なんだよねえ~。
半々かも?キャラクターと行動課題。
あー、あと目的がすごい重要だなって。
 
あと、楽屋はたぶん、
もっとAとBが※コミカルな感じだから。
本当は。
 
※役名。楽屋は女優4人の芝居であるが、
それぞれ女優A、B、C、Dという役名となっている。
ちなみに小池は女優A役。
 
見せ方とか、お客さんを笑わせるとか、
そういうとこがもっとたぶん
これから、勉強になっていく、はず!(笑)
 
ゲンさん楽屋は調光卓からみててどうなの?
 
岡本 楽屋はね、面白いですよ。
 
小池 あざまーす!
 
私、それこそさ、
ありかさんのあのシーンあるじゃん。
途中の一人セリフのところ。
 
手洗いの水飲んで、すごいがんばってきた!
みたいなとこ。
 
あのシーンすごい感動すんだよね。
それこそ私あそこに勝ちたいって思ってて。
 
 
あれですごい・・・
もうさ、Prayersで勉強したところじゃないところじゃん。
経験ていうかさ。
 
岡本 そうだね。
 
小池 そうー。
だからもうそこをね、どうにかしたいんだよー。
くやしい。
 
岡本 俺でも楽屋客席から見てみたいんだよなー。
 
小池 一回誰かにオペ頼んでみてみたら?
 
岡本 てつさんに一回やってよっていったら
「やだ」って言われた(笑)
俺はやらないからねって。
いいですよじゃあ~って・・・
 
小池 楽屋のオペが
すごい大変なのわかるからじゃない?
 
岡本 もー大変だよもう。
待ち時間も長いんだから。
暗いし狭いし!
 
小池 いつもありがとうございます!
 
 
ーーーーじゃあ最後に、これから「楽屋」を観る方や
「ドラマトライアル」参加する方に
みどころを紹介してください!
 
小池 役だけの目的でいうと、
卒塔婆の老婆と蜜の味ジョー役とは
確実に違うところがあります。
 
楽屋のAは、ハッピーエンドで終わる。
つまり、目的が手に入るのです。
 

だから、気持ち良いおわり方をするので、
気持ちよく芝居を見たい方はおすすめ
 
・・・これ言っていいのか?
しかも、C的にはハッピーエンドでないか。
気持ちよくおわれるのかしら??
・・・まあいっか!

楽屋のAは、
私にもリンクするところがいっぱいあって…!!
 
Aをやるまでは
そんなに向き合うことがなかった
自分にむきあってます。
 
負けたくない。
バカにされるのが怖い。
 
役を通して自分を開拓するのが
楽しくて楽しくて楽しくて
 
芝居はじめて10年越えてしまいましたが、
もっともっと開拓していこうとおもいます!
 
芝居をやると新しい自分が発見できて、
生きやすくなるし、
クセになりますよ〜〜!
 
岡本 最後いきなり固くなったね(笑)
 
小池 (笑)
 
 
<小池恵理子 Eriko Koike>
 
 
1990年5月31日生まれ。埼玉県出身。AB型。
 
2012年の初公演「A Taste of Honey」ではジョー役を好演、
以降正式メンバーとして加入。
ドラマトライアルでは「蜜の味より~結婚式~」「卒塔婆小町」「楽屋‐流れさるものはやがてなつかしき‐」に出演。
 
Prayers Studioの努力する天才。
台本を読んでいる時間は劇団内随一と言っても過言ではない。
その独特な感性においても右にでるものはなかなかいない。
アメリカで感化され最近ポールダンスをはじめた。
 
 
<岡本弦 Gen Okamoto>
 
 
1991年11月28日生まれ。神奈川県出身。B型。
 
19歳の時に演劇に興味を持ち、Prayers Studioのワークショップに参加。
その後2014年より正式メンバーとして加入する。
ドラマトライアルでは「卒塔婆小町」に出演。
 
Prayers Studioしっかり者の末っ子。
芸歴・年齢共に最若手だが、年に似つかわしくない程老成した一面をもつ。
Prayersの動画やポスター作成などビジュアル面でも活躍。
若いオシャレな感性を存分に発揮する。
 
 
 
次回以降は別のメンバーのインタビューを掲載いたします!
恐れ入りますが次週はお休みをいただき
次回は10/20(金)の更新予定です。
どうぞおたのしみに!!
 

次回ドラマトライアルは11/3~11/5開催!

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